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協定項目30 ページ31

「昨日の記憶が全然無い……。」


頭を押さえてAは呟いた。


「A完全に酔い潰れてたもんね。」

「あぁ…しくった…。」


朝食を食べながらそんな会話をしていた二人。

食卓にはA自らが作った二日酔いに良い食材を使った料理が並んでいた。


「味噌汁が躰に染みる…。」

「特に二日酔いには…。」


味噌汁を啜って惚けたように云う二人。


「そう云えば昨日Aが次の休みに実家行くって云ってたけど。」

「ああ、帰ろうとは思ってたけど…云ったっけ?」


マジで覚えてないわ…と溢しながらAは壁に貼られたカレンダーを見た。


「とは云ってもまだ休みとって無いんだよねぇ…実家一寸遠いから日帰りだとキツいし、行くとしたら一泊二日になるし。でも、親も妹も治連れて帰ってこいって五月蝿くて。」


そう云って、Aは卓上の卵焼きに箸を伸ばす。


「あれ、A妹居たっけ。」

「え、会ったじゃん。結婚すること報告しに行った時。ソファの上で少女漫画読んでた子。」


Aに云われ、太宰はその時のことを思い出す。


「あー…居たような。正直あの時緊張してたから全く覚えてない。」

「あれで緊張してたの!?嘘でしょ!?親に逢う直前に『如何?私イケてる?』とか云って決め顔してたのに!」


そう叫んだ後、いてて…と云ってAはまた頭を押さえた。


「私酒は強い方だと思ってたんだけどなぁ……。」


そうは云ったが、実際Aは酒が強い。

酔い潰れた原因は太宰が度数の高い酒を何杯も飲ませたことだ。


「私が沢山飲ませたからね。」


さらっとそう云った太宰を冷めた目でAは見る。


「お前かよ…。」

「酔っ払ってるAが見たくって。」


笑ってそう云う太宰。

Aは判りやすくため息を溢す。


「二日酔いになったの同窓会以来かな……気持ち悪。」


サーッと顔を真っ青にして、Aは口許を押さえてトイレに駆け込んでいった。

太宰は何度かまばたきをすると呟く。


「一寸飲ませ過ぎたかなぁ……。」


新たに協定項目に【お酒はほどほどに】が付け加えられた。

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(プロフ) - 分かりました! (2017年4月1日 13時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お友達申請してもいいですか? (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい!!待ってますよ! (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね! (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スターチス | 作成日時:2017年1月31日 1時

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