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協定項目24 ページ25

「あぁ〜判ります。すっごい判ります。」

「ですよね!もう本当に如何したら善いんでしょうか……。」


買い物後、すっかり意気投合したAと樋口。

楽しげに話している二人を太宰は面白くなさそうに見ていた。


「あっ、善ければ連絡先交換しません?」

「勿論です。」


携帯を取りだし連絡先を交換する。

太宰はどんどん不機嫌そうに顔を歪めるが、Aはそれに気付かない。


「あの〜…今度料理、教えてくれませんか…?」


樋口がおずおずとAに頼む。


「全然善いですよ!とは云っても私もそんなに大層な料理は作れませんが…。」

「A。」


低い声が響いた。

ビクリと肩を震わせるA。


「あ…また、連絡しますね。今日は楽しかったです、では。」


不穏な空気を感じ取った樋口は足早にその場を去った。


「ねぇ、樋口さんと話してる方が私と話すより楽しい?」


Aは何も答えられない。

太宰が何時になく怒っているからだ。


「確かに同性同士だから話しやすいっていうのもあっただろう。でも、私の存在を忘れてまで盛り上がることだったのかい?」


太宰がAを民家の塀に追い詰める。

Aの顔の横に手を付き、見下ろした。


「ねぇ、A。答えて。」


太宰がそう云ってもAが何も云わずにいると、太宰の顔が近付いてくる気配がして、Aは思わず目を閉じる。


「…………。」


Aの肩に当てられた額。

か細い声がAの耳に届いた。


「……寂しかった。」


この一言にAの心臓は大きく音をたてる。

太宰はまるで涙を堪える子供のようだった。


「治。」


静かな声で太宰を呼ぶA。


「寂しい思いさせてごめん。でも私は、誰よりも、何よりも治が好きだし、愛してる。言葉では足りないくらい治が大好き。治が居ないと生きていけないって思うぐらい治は私にとって必要で大事な存在。それじゃ満足出来ない?」


太宰の背中に腕を回して、Aが云う。


「私は治と話してる時が一番楽しいよ。」


そう云った瞬間、太宰がAに接吻をした。

Aは何も云わずに受け入れる。

唇が離れたらまた太宰はAの肩に顔を乗せる。


「好きだ。」

「うん。」

「愛してる。」

「うん。私も。」


二人は暫く抱き合っていた。

何も二人を邪魔することなど出来ない。

二人の愛は誰よりも、何よりも強かった。

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(プロフ) - 分かりました! (2017年4月1日 13時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お友達申請してもいいですか? (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい!!待ってますよ! (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね! (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スターチス | 作成日時:2017年1月31日 1時

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