10と4つめの感情 ページ20
no side
「ご、ご主人……」
弱々しい、今にも消えてしまいそうな声が医務室に響く。
声がしたほうを見ると、そこには
水色がかった髪。
目は美しい海の色。
だが、弱っている。
そんな少年が居た。
kn「は…？」
少年「ご、主人…僕、だよ……
メーゲン、だよ…。」
少年はメーゲンだと言う。
可笑しな話だ。
犬が少年になるのだから。
だが、コネシマはメーゲンだと確信していた。
kn「メーゲン…？メーゲン…！メーゲン…！！」
コネシマは今にも泣きそうだった。
二人が言葉を交わせているのは神のおかげなのだろう。
…神が居るとは思わないが。
それでも、今会話が出来ることを二人は喜んだ。
…のだろうか。
kn「メーゲェン…！いかんでや…」
コネシマは泣きそうだ。
これを喜んでいる、幸せだと言えるのか。
否、言えない。
しんぺい神、ゾム、シャオロンは二人を見守る。
そして、メーゲンが喋る。
『ご主人…ご主人の名前は何…？』
kn「おれ？おれな、コネシマっていうんやで、メーゲン…」
『そっか。コネシマっていうんだね…！
教えてくれて、ありがとう、ご主人。』
kn「メーゲン…なんであんなん食べたん…？」
『あのね、ご主人…。僕、思ったんだ…。
ご主人が泣いたところとか、悲しんでるところとか、見たことないなって…。
それでね、僕ね、いっぱいご主人に教えてもらってたからね、
今度は僕が教えようって思ったんだ。
ご主人が、怪我してたのが、嫌だったから、
僕が逝っちゃったら、もっと悲しむかなって…。
ご主人、悲しい？』
kn「悲しい、悲しいから、生きててや…！」
そうコネシマが言ったときには、
騒ぎを聞きつけて総統・幹部全員が集まっていた。
『ご主人、ご主人の名前を知れて、嬉しいよ、僕。
ご主人…コネシマ…大好きだよ。』
kn「うっうあぁぁぁあぁぁ……！！
メーゲン…おれも、だいすきやで…！！
だから、いかんといてくれ…！！」
コネシマが初めて涙を流した。
それを見て全員が驚く。
しんぺい神が救おうと今も動いている。
しかし…
『ご主人、僕、待ってるよ。
ご主人、元気で居てね。
僕との、ヤクソク…。』
ﾋﾟｯ…ﾋﾟｯ…ﾋﾟｯ…
kn「嫌や！！
待ってるとか言うなや…！！」
ﾋﾟｯ……ﾋﾟｯ……ﾋﾟｯ……
『ご主人、大丈夫、だか、ら。ね…』
ﾋﾟｯ………ﾋﾟｯ………ﾋﾟｯ………
ﾋﾟｰｰｰｰｰｰ…………
心電図の音が響いた。
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もみじ - 赤いコン狐さん» はーい。分かりましたぁ。 (2021年6月22日 18時) (
レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
赤いコン狐(プロフ) - もみじさん» ありゃぁ…しっかり休んでくださいよ…？？？ (2021年6月22日 16時) (レス) id: e4bf9ea0de (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - あ…でも今元気やないわ…家におるけど…。(今日体調悪くて早退した人←) (2021年6月21日 18時) (レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - 赤いコン狐さん» あ、でもストーカーにはめっちゃ逃げてるで。前向いてない時も多々あるし…。ストーカーのせいと、学校の先生のせいで、今精神的に非常に辛い。ストレスか知らんけど、体調めっちゃ悪くなるし…。(家にいたら元気) (2021年6月21日 17時) (レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - ↓ あ、本当にぶっ殺さんでええからね！？ネタやからね！？((( (2021年6月21日 16時) (レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤いコン狐 | 作成日時：2021年2月28日 9時
