検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:3,919 hit

04.名前 ページ5

『いらっしゃいませー』


ピンポーンとお客が入って来たときは…。


まずこの一言から始まる。


ちょうどその頃、パンの仕入れをしていたから。


正直この角度からじゃ、お客の顔は見えない。








?『あのさ、唐揚げってできてんの?』


『すみません、唐揚げはまだ…』


?『あんた…』


『はい?何か??』


黒いキャップにサングラス。


サングラスを見るだけで、あの男の記憶がよみがえってくる。


いったい何なの?


黒いサングラスって、最近流行ってるわけ??








忠『亮ちゃん、唐揚げ買えたん?』


背の高い男性が、ヒョイっと後ろの方から現れた。


忠『ん?誰なん??自分』


かわえーなぁ…なんて呟きながら、私の頭をクシャクシャにする。


『ちょっ!!』


亮『大倉、止めとけって。こいつ男慣れしてへんから』


この鼻で笑ったような顔。


あの男と同じだ!!!!


『あんた!!』


亮『気付くの遅いんとちゃう?Aちゃん』


私が着ているコンビニの制服。


そこに付けられた名札を見ながら、彼は満面の笑みで呟いた。


◎名前
『馴れ馴れしく呼ばないでください!!』
亮『いーじゃん、キスした仲やろ?』


.

05.これって→←03.サングラス



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.4/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みはる | 作成日時:2013年2月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。