Filo Rosso【ryo.N】 (ページ14)

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13.アカンページ14

大倉side

A『はい、次はこれです』

亮『なぁ、ちょっと休憩せぇへん?』

A『さっき休みましたよ!!』

凄い…。

亮ちゃんと言い争える女を初めて見た。

Aちゃんが亮ちゃんちで、家政婦として働くって聞いたから…。

オフだった俺も、引っ越しの手伝いのため彼女の家へ。

A『たっちょんもごめんなさい、手伝ってくれて』

『かまへんよ』

亮『お前、俺と大倉との態度が全然ちゃうやんけ』

この2人、本当に仲ええな。

ほら、何とかは仲がいいっていうじゃん。

何だっけ?

アカン、ど忘れしてもうた!!

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・

A『はい、今日はありがとうございます』

小さい彼女の手から、缶コーヒーを受け取る。

『自分、ほんまかわえーな』

亮『大倉、寝言は寝てから言え。契約書忘れんなよ』

A『分かってます!!』

『…』

契約書って何?

『なぁ、契約書って何なん?』

亮『はぁ!?』

『…いや、何でもあらへん』

◎アカン
今の亮ちゃんは危険やで。
あんま話しかけんようにしとこ。

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