Filo Rosso【ryo.N】 (ページ2)

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01.出会いページ2

とある有名なコンビニで、バイトとして雇ってもらっている現在。

お金に余裕なんてないから、1Kの小さなアパートに住んでいる。

築年数は古く、周りのアパートに比べりゃ正直ボロボロ。

だけど、私はココが好き。

日当たりもよくて、静かだし。

仕事が休みの日は、昼までｸﾞｯｽﾘと寝ていられるから。

今日だっていつもと変わらず、昼頃まで布団の中に潜っているはずだった。

誰にも邪魔されることなく…。

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女『亮っ、待ってよ!!!』

『…』

女『何で!?どうして私じゃダメなの?』

玄関の方から聞こえてくる大声。

耳を塞ぎたくなるほどの大きさ。

いつもの私だったら…。

クレームを言うなんて、有り得ない行動。

この時だけは、どうしても我慢できなかった。

イライラしながらも、布団をめくって…。

何の躊躇いもなく、玄関のドアを勢いよく開けてしまった。

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『あの!!静かにしてもらえますか?』

亮『…』

それは、私とアイツの最悪な出会いの始まりにすぎなかった。

◎出会い
目の前にいた彼。
サングラスで表情が見えない。

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