【銀魂】ゾッとするようなヤンデレ短編集

吉田松陽：恨んで ページ2

ガタガタガタッ


銀「なあ高杉。」


高「何だ？」


銀「最近妙なもの音多くねーか？」


高「ああ。それは俺も気になってたな。何かが突然揺れたり、物が勝手に落ちたり。気のせいとは思えないな。」


桂「二人共、そろそろ戻らないと、先生に叱られるぞ！」


銀「おまけにAさんも見かけねーし、どうしたんだ？」


高「俺が知るか！」


桂「おい！だから、授業に遅れると言ってるんだ！！」


銀「今度探ってみっか？」


高「そうだな。」


桂「俺の話を聞け！！」









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「あ"あ"・・・殺、じて・・・・やる・・・・あい・・・づ、を・・・・」





やはり怨念として私に憑いてきますね。残念ですが、私は死ねない体なのです。


だから、貴女に私は殺せない。でも、良かったです。私に憑いてきてくれて。


あんな言いたくもない言葉をずらりと並べただけで人の怒りを買えるんですからラッキーでした。


実はね、貴女がずーっと前から好きです。でも、人の寿命は短きもの。


ですから、先に殺してしまいました。霊として、私の傍にずっといてもらいたかったんです。


え？ああ、まあ、そうですねぇ。私の血を彼女の体内に入れれば、不死身になれます。


だから、本来ならば、殺す必要もないのですが・・・


彼女には、ずっとずーっと、私の事を考えていてほしいですからね。


普段は私だけでなく他の生徒達に目が行く。私の事を見てはいない。


だから、恨まれてもいいから私の事をずっと考え続けて欲しいんですよ。


おや、授業の時間だ。そろそろ行かなければ。銀時達は遅れてくるでしょうね。




「殺す・・・・殺して・・・・やる・・・・」




そう。それでいい。貴方は私を憎み続けなさい。四六時中私を殺す事だけを考えて。


ああ、愛しい人の声をずっと聴けるなんて、幸せです。

高杉晋助：妖の本能→←吉田松陽：恨んで

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