【d！】ピアノの音と音楽と＿＿＿

転生 ページ2

コンクールの帰り



母親がトイレに行っている時



私は荷物を持って待っていたのだ







会場の前でね。









緊張の糸が解けて、油断してたのかもしれない。








いきなり









「危ない！！！」


って声がして







気が付いたら









私は通り魔に刺されてた。









.









.






.






目が覚めると、真っ暗…とまでは言わないか。

少し明るい黒…？が永遠に続いた空間に居た。







？「こんにちは人間」



そんな声が空間に響いた


「……だれ」




神「私は神様よ神様！それより貴方、死んだのになんの反応も示さないわね」



確かに、普通は動揺するものなのだろうかと思うが…




神「まぁいいわ！それよりそれより！貴方にはチャンスが巡って来たのです！」


「は、はぁ…」


ハイテンションな神様だなぁ…


神「普通の死人って、現世に転生するしか道はないんだけどね？貴方は特別に2つの選択肢をあげるわ！

1つ目。普通の死人と同じように現世に転生する


この場合は、記憶は全て無くなって、1からのスタートよ！


2つ目。戦争がある世界に転生するか。


2つ目に転生するなら、記憶や体は引き継いだまま、音楽大国と呼ばれる''我々国''に転生させてあげるわ！

そこには世界に2つと存在しないグランドピアノがあるのよ」



！？なんと………これは迷う…






普通の人なら、迷わず1つ目を選ぶだろうが…ピアニストの私にとって、世界に2つと無いグランドピアノという物は宝物


ダイヤモンドや世界三大珍味よりも大きい価値のあるものだ









神「さぁ、どうする？」









私は……








記憶が無いまま一から人生を…なんて…









「2つ目で、お願いします」





神「そう言ってくれると思った…！さぁ、行きなさい転生者。貴方が音楽大国で活躍すること、祈っているわよ。
あ、そうそう、貴方が転生した時の名前は今の名前と変わるからね。」








なるほど、名前は変わるのか。









……活躍してみせるわよ。









当たり前じゃない









わたしは









「プロのピアニストよ。」

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