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だが、どうして俺なんかに渡すんだ?
部員で分ければ良いものを、わざわざラッピングまでして。
誰かに、渡すつもりだったとか…?
渡せなくてたまたま居た俺にくれたとか、か?
つい最近までクラスに馴染めず、
周りから一線置かれて話し掛ける人すら
居なかった俺なんかに…。
そんな事する物好きが居たもんだな。
「え、…えっと!!
兵頭くん、甘いもの、好きなんだよね…?」
「な、何で…っ」
どうして、それを知っている…?!
いつ、俺が、その…甘い物が、
好き、なんて…どこでっ。
俺が、あまりに驚いて大声を上げたからか、
目の前の女子の方がビクリと揺れたのが見えた。
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作者名:Lim | 作成日時:2019年4月7日 1時