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○ ページ2
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「あ!…兵頭くん!」
「…ああ?」
「良かったら、これ…どうぞ!!」
そこへクラスの女子がやって来た。
ふわり、とどこか甘い香りを纏っていた。
近づいて来たと思ったら何かを差し出してきた。
可愛らしい綺麗なラッピングが施されたそれは、
見るからに手作りクッキーそのものだった。
どうして、俺に?
…意味が分からなかった。
「…あっ、わ…!私、家庭科部で!
今日、クッキー焼いたんだけど、余っちゃって!
どうしようかと思ってた所に兵頭くんが、いたから…!ど、どうかなって!!」
慌てふためくその姿が、
何だか、小動物に見えて仕方がなかった。
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作者名:Lim | 作成日時:2019年4月7日 1時