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それでもこの人と一緒にいるこの空間は嫌ではなくて、むしろ心地良い。
この気持ちの正体に、俺はとっくに気がついている。
だからーー
鬼道の心配なんかしてほしくないし、アイツが居なくて寂しいなんて思ってほしくない！
他の誰かも同じように、この人に話しを聞いてもらって優しく声をかけてもらっているかもしれないなんて、考えたくない！
ーーこの人が他の奴らのものになるのは嫌だ‼
自分の思いが溢れ出したら止まらない。
一星は流れるような動作でAの腕を掴み、そのままベンチへとなだれ込んでいく。
さっきまで自分の隣に合った顔が、今度は真上にきているのだから、これにはAも驚いて目を丸くしてしまう。
「先輩ーー、
俺、先輩の事が好きですよ」
「いち、ほ、し、くん……？」
「これ……本気ですから！」
「流石にこれはっ……ん、どいて！」
Aが自分の上に重なる一星を押し返そうとするも、男女の力の差は歴然。一向に変わることのない体勢。
「嫌ですよ……先輩の初めて、俺にくださいよ」
1年生でありながら、なんとも妖艶に笑うものだ。Aは最早、そんな場違いな事を考えていると、彼のまだ幼さが残りながらも整った顔立ちが徐々に近づいてきている。
ーーこれは〜、まずいね〜。
そして、2人が重なり合うまで僅か数センチ。
Aは
「……飴が残ってる」
「は⁉」
「まだ飴が残ってるから……ダメ」
意味が分からないのは一星の方だ。
なんだ？ 飴が残ってるって！
いやいや、逃げる為の口実なのは分かってるが、なんで『飴』なんだよ！
「なんですか？ その飴って……」
「ほらこの手に持ってる奴。さっきから時々舐めてたじゃん」
「そういえばーー」
そうなのだ。
一星と話している間も、時々無言で空を見上げていた時も、たまにだがカラコロとリズミカルな音が確かに響いていた。
「この飴の味、レアなんだ。それにけっこう好みの味だし……だからダメ！」
「じゃあその飴、俺にください」
「だからレアなんだって」
俺が気にせずに、そのままいけば簡単に重なる距離だし飴なんかその気になれば、片手で奪える。そんな状況なのに、なんでこの人はこんなに普通なんだよ！
「……逃げないでくださいよ」
「逃げるよ！ 誰だって初めては怖いものだからね。一星くん」
怖い？
俺は今、大事な先輩を怖がらせているのだろうか？
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奏(Kanade)(プロフ) - マリコさん» リクエストありがとうございます。すみません、公式の方でチョッパーは人間の女の子に興味がない。と、なっているので、チョッパーと仲間のCP小説は想像ができなく、書くのが難しいです。何度もすみません。 (2019年6月14日 5時) (
レス) id: 9dfcc2ee40 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - ワンピース原作チョッパー&ロビンCP小説題名は『チ＜ロビン俺はお前が好きだ〉ロ＜私もよチョッパー〉』っていうそしてチョッパーがロビンに『好き』って気持ちを答えるお話を見せてください。奏さん (2019年6月13日 23時) (レス) id: a6fd094184 (このIDを非表示/違反報告)
Kanade(プロフ) - マリコさん» ご返信、ありがとうございます。すみません、初めに言ったようにこの3人が変愛感情に芽生えて発展していく。と、いう展開がどうにも想像できなくて...。前回の友愛で精一杯なんです。なのでそのリクエストにはお応えできません。本当にすみません。 (2019年2月8日 16時) (レス) id: 30b1d9cda3 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - Kanadeさん» え〜と、チョッパーがロビンに告白するって事でしょうかですね？はい、その通りです。Kanadeさん (2019年2月8日 16時) (レス) id: 1045ea89cf (このIDを非表示/違反報告)
Kanade(プロフ) - マリコさん» この前は、リクエストありがとうございました^ - ^ え〜と、チョッパーがロビンに告白するってことでしょうか？ (2019年2月8日 0時) (レス) id: 30b1d9cda3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2018年11月5日 22時
