136.修羅場の原因 ページ39
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透「…へぇ。あなたも一緒に来たんですね?
……沖矢昴さん。
てっきりAさん1人で来てくれると思ったのに。」
昴「…ええ。ちょうど玄関先で出掛けるAさんをお見かけしたので、是非ご一緒しようと思いまして。
ポアロのコーヒーもちょうど飲みたかったですし。」
透「…ほぉ。玄関先で、ですか。」
降谷宅のドアノブにでも掛けておくと連絡すると、
暫くは帰らないからポアロに来て直接渡せと言われ、
……この状況である。
透「…玄関先といえば、Aさん。
昨日の夜はどちらで過ごされたんです?
…随分お楽しみだったようですが、沖矢さんと、じゃありませんよね?」
助けてくれと昴に目を配るもニコニコされただけだったので、そのスネを蹴った。
一瞬顔を顰めるも、すぐにまた笑顔を持ち直す。
昴「僕は家を出る直前に彼女を見かけただけですよ。
…それまでどこにいたのかは知りません。
ご主人とはご一緒だったようですけどね。
…あまり彼女を虐めないでやっていただきたい。」
『…そうですよ。
性格悪いですよ。安室さん。
こんな悪趣味なプレゼントばっか配ってたら、
女の子に嫌われますよ。』
そう言って壊した小型盗聴器をテーブルの真ん中に置く。
透「…おや、お気に召しませんでしたか。
…でも、プレゼントはこれ1つだったと思います?」
Aの顔から血の気が引く。
透「…冗談です。このくらいにしてあげます。
君に本気で嫌われたら、困りますから。」
するとカランカランと音が鳴り新しく客が来たことを知らせた。
透「いらっしゃいませ!」
園子「こんにちはー!!
ん?…このギスギスした雰囲気……。
なになに!?修羅場!?」
蘭「ちょっと園子!し、失礼だよ!」
園子「まぁまぁ♪この推理クイーン園子様が
この3人の間に何があったか当ててあげる!!」
昴「…私も、含まれるんですか?」
園子「なーに♪簡単よ♪
Aさんが安室さんと浮気してるのが昴さんに
バレて修羅場ってワケね?
そのテーブルの上のちっこい機械がきっとその証拠なのよ!」
透「こ、この機械はですね!僕の私物で、この前忘れてしまったのをAさんが届けてくれたんですよ!」
園子「…ふーん。どこに、忘れたのかしら?」
昴「Aさんが浮気なんて、あり得ませんよ。
僕がちゃんと満足させて差し上げてますから。
ね?Aさん?」
『…もうやだ。帰る。』
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Alice(プロフ) - 青い蝶さん» ありがとうございます!優しくて幸せです(^^)笑 (2020年8月27日 21時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - Aliceさん» 大丈夫です!伝わってます (2020年8月27日 19時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 青い蝶さん» コメントありがとうございます!そう思って頂けて嬉しいです(^^)!最大の敵が文字数ですので、書きたいことが書ききれず上手く伝わっていないことがあるかもしれませんが、読んで頂けて嬉しいです! (2020年8月27日 18時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - Aliceさん» いつも沢山考えてくれているんですね (2020年8月27日 17時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 零さん» いえいえ!ご指摘ありがたいですm(__)m文字数ギリギリまで書いてしまうので言葉足らずな部分が多くてすみません( ; ; )コメントとても励みになります!頑張ります♪ (2020年8月27日 8時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作成日時:2020年8月10日 17時