125.楽しいお茶会 ページ28
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どこまでも着いて来ようとする安室に、
この際3人でカフェにでもと提案した昴。
Aはもうその判断に身を任せることにした。
デパートの8階にある見晴らしのいいカフェで、
それぞれ適当に注文を済ませて本題に入る。
透「…なぜ僕にすぐ言わなかった。
婚約したのは聞いていたが、籍を入れたのは初耳だ。
…君と僕の関係性なら真っ先に教えてくれてもよかったのに。」
『…仕方ないじゃないですか。
急に決まったことですし。』
昴「…ええ。願ったり叶ったりだと、Aさんが言っていました。」
透「…A。今からでも僕と結婚する気はないか?
こんな得体の知れない奴と住むよりよっぽどマシだぞ。」
昴「それはできん相談「失礼しまーす!抹茶パフェでございます!!」」
『(…あっぶねぇ!今、完全に赤井さんだったよね…?)』
透「はい!!僕です!!」
そして3人分のパフェが目の前に置かれる。
店員「ごゆっくりどーぞ!!」
透「はーい!
…それでだな…。」
ニコニコしていた顔を再び素の表情に戻して会話を再開しようとしている。
『…降谷さん、それ疲れませんか?』
透「…黙って聞くんだ。
…僕と一緒になる気がないのなら、
せめて僕と2人きりでの接触禁止令を解除するよう、奴に言うんだ。」
昴「それはできません。
あなたは隙あらばAさんに手を出そうとし、
つい先日それを成功させたそうじゃないですか。」
透「………墓場まで持って行けと言っ「失礼しまーす!!アイスコーヒーのお客さま!!」
透「はーい!僕です!!」
その様子にくつくつと笑いが堪えきれず額をおさえ、
笑いを押し殺すAと昴。
昴「…退屈しませんね。」
『…ええ、まったく。』
透「…質問に答えろ!何故奴に話したんだ?」
『…仕方ないじゃないですか。
そもそもコナンくんの眼鏡の機能で見られてたみたいですし。』
透「…それなのによく籍を入れる流れになったな。」
昴「…だから、じゃないでしょうか?
あなたとAさんを一瞬とはいえ、
2人にせざるを得ない状況を作ってしまった彼は、
その場を立ち去る際すぐに本部に連絡を入れ、
無理矢理にでも籍を入れられるよう手配したみたいですから。」
『…ええ!?そうなの!?』
透「…何故沖矢さんがそれを知ってるんです?」
昴「……僕はAさんからそう聞いたんですよ。」
『…そ、そうそう!!そうだった!』
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Alice(プロフ) - 青い蝶さん» ありがとうございます!優しくて幸せです(^^)笑 (2020年8月27日 21時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - Aliceさん» 大丈夫です!伝わってます (2020年8月27日 19時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 青い蝶さん» コメントありがとうございます!そう思って頂けて嬉しいです(^^)!最大の敵が文字数ですので、書きたいことが書ききれず上手く伝わっていないことがあるかもしれませんが、読んで頂けて嬉しいです! (2020年8月27日 18時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - Aliceさん» いつも沢山考えてくれているんですね (2020年8月27日 17時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 零さん» いえいえ!ご指摘ありがたいですm(__)m文字数ギリギリまで書いてしまうので言葉足らずな部分が多くてすみません( ; ; )コメントとても励みになります!頑張ります♪ (2020年8月27日 8時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作成日時:2020年8月10日 17時