111.嫉妬の矛先 ページ14
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その夜お風呂から上がったAは同じく風呂上がりの赤井に部屋に引き摺り込まれた。
赤井から獲物を捕食する野生動物のような瞳を向けられ、Aは大人しく食べられた方が良さそうだと判断した。
…そのうち3割、いや、半分は食べられてみたいという好奇心もあった。
『…ん。…し、秀一さ…、もぅ…くるし…』
秀一「…A、まだだ。俺はまだ足りん。」
そう言って再びAの口の中に入り込もうとした。
秀一「……いや、
……その前に、言っておきたいことがある。
やはりしばらく降谷くんと会うのは禁止だ。」
『わかりました。…しばらくって？』
秀一「…気が済むまでだ。俺のな。
君のスマホを出せ。…いや、持っている通信機器全部だ。」
ちょっと待っててと赤井の部屋を一旦あとにするA。
すぐに戻ってきたかと思うと、手に抱えてきたリュックを目の前でひっくり返した。
ガラガラと音をたてて晒されるそれらに目を見張る。
秀一「……スマホが5台、パソコンが3台か…。多いな。」
『…このシルバーのパソコンは大学院の調べ物やレポートで使ってます。こっちの黒のパソコンは私用のメールをするのに使ってますけど、今はスマホがメインなのでほとんど使っていません。それからこのパソコンはアメリカにいたときに…「A」』
秀一「…それは、あとで、ゆっくり聞くよ…。
この中で降谷くんとやり取りしているものは？」
『…私用のスマホと、降谷さんから借りてるこのスマホです。
私用のスマホには秀一さんと、工藤夫妻と、コナンくんとかが入ってます。』
秀一「…降谷くんから借りてる方を貸してくれ。」
『…どうぞ。壊さないでくださいね。借り物だから。』
秀一「…あぁ。少しメールを打つだけだよ。」
何を打つのか気になり覗き込むA。
赤井は横を向けば鼻先が当たるほどに近くなった彼女を感じ、立っていた気が少し癒された。
そのまま横から彼女の顎を掴み、優しく頬に口づけをする。
秀一「…A。
君の不利益になるようなことは一切しない。
…会うのは確かに禁止はするが、メールなら構わない。
君はまだ、彼の協力者を続けるんだろう？」
『…うん。目的が果たせてないから。』
赤井が降谷に送った文面には
いつも妻が世話になっている。
もし君が女に困っているのならすぐ手配するから
今後彼女に一切手を出さないでいただきたい。
という趣旨の事が書かれていた。
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Alice(プロフ) - 青い蝶さん» ありがとうございます！優しくて幸せです(^^)笑 (2020年8月27日 21時) (
レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - Aliceさん» 大丈夫です！伝わってます (2020年8月27日 19時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 青い蝶さん» コメントありがとうございます！そう思って頂けて嬉しいです(^^)！最大の敵が文字数ですので、書きたいことが書ききれず上手く伝わっていないことがあるかもしれませんが、読んで頂けて嬉しいです！ (2020年8月27日 18時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - Aliceさん» いつも沢山考えてくれているんですね (2020年8月27日 17時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 零さん» いえいえ！ご指摘ありがたいですm(__)m文字数ギリギリまで書いてしまうので言葉足らずな部分が多くてすみません（ ; ; ）コメントとても励みになります！頑張ります♪ (2020年8月27日 8時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2020年8月10日 17時
