54.朝の日課 ページ7
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最近、毎朝目が覚めると隣に赤井秀一がいる。
正確には自然に目覚めたわけではない。
ほっぺたやらおでこやら瞼やら鼻や口に何かが触れて目が覚めてしまうのだ。
うっすら目を開けると毎回半裸の赤井さんの顔が視界に広がる毎日。
秀一「A、おはよう。」
『…まだ、眠いんですけど。
…っていうか、どうやってここに…？
…服、着てくださいよ。』
組み敷かれたまま、半分睡眠状態で尋ねる。
秀一「あぁ。この部屋の合鍵を作らせてもらったんだ。恋人が隣にいないことにはいい睡眠がとれんからな。
君のおかげで今日も目覚めがいいよ。」
『…家主に怒られますよ。』
秀一「同室にしたいと言ったのに、断ったのは君だろ？だからこうする他なかったんだ。
あれには結構傷ついたぞ。」
そう言ってまた頬やら首筋にキスしてくる。
だんだんと浅くなる息遣いに抗議の声をあげる。
『…ねぇ、ちょっと！朝から何してるんですか？』
秀一「仕方ないだろ。
沖矢昴の姿になったら、君はキスしてくれないんだから。」
『…だって、他の人とキスしてる気分になるから。』
一瞬固まった赤井さん。
そしてかじるようなキスをされる。
秀(他の男とキスしたくないか。愛おしいな。)
秀一「問題ない。沖矢昴は俺だろう？
今日の予定は？」
『…起きたら、ポアロ。』
秀一「…また安室くんか…。
A、俺ともデートしてくれないか？」
寝ぼけてはいるが、
その声はしっかり耳に入った。
その言葉に嬉しくて、自然と笑みが溢れる。
『行きたい！楽しみ。』
そして大好きな人からのデートのお誘いにとても幸せな気持ちで再び睡眠に入ろうとする。
が、
それは許されなかった。
秀一「…A。もう無理だ。あまり煽るな。」
そう言って完全にスイッチが入ってしまったらしい赤井さんから激しくまとわりつくようなキスを受ける。
『…ん。あおって…、な、…んん！』
秀一「A、デートはどこへ行きたい？
何処へでも連れて行ってやる。」
そうして妖艶に笑みを浮かべる恋人に素直にいただかれることにした。
『赤井さん、…好き。』
秀一「…あぁ。俺も、愛してるよ。」
―――――
15時すぎ
秀一「A起きたか。これからポアロだったか？」
まんまと流され1日のほとんどを潰されて不機嫌なA。
一方の赤井さんは何やら上機嫌だ。
『…もうここではシないって言ってたのに。』
秀一「…善処しよう。」
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Alice(プロフ) - kaoruさん» 嬉しいコメントありがとうございます！私も緋色の映画が待ちきれなくて、何とか赤井さんに愛されたい（笑）と思って作ってしまいました！楽しんで頂けると嬉しいです！ (2020年8月4日 0時) (
レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
kaoru(プロフ) - はじめまして！緋色映画やるって聞いてからまた赤井さんに沼っている時に、この小説を見つけてしまって…。面白すぎて一気読みしました！！続きが気になりすぎます。応援してます、頑張ってください！ (2020年8月3日 23時) (レス) id: ecb16dd86f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - レーナさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！(^^) (2020年8月1日 9時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - めちゃくちゃ面白い夢小説発見☆続き楽しみにしてまーす！！！頑張れんこん！ (2020年7月31日 23時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2020年7月30日 11時
