71.失敗の要因 ページ24
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赤井side
コナン「えぇ!?
安室さんを見張ってて欲しい!?
一体、何があったの!?まさか組織に動きが!?」
昴「…………あぁ。」
血相を変えて焦るボウヤに俺はあの日の出来事を完璧に再現することになった。
―――――
あの後、Aに婚約指輪を買ってやろうと思い、赤井秀一の姿のまま3人で街へ出た。
何故3人か?だと?
途中でゴリラことキャメルに出会い、まるで骨に飛びつくゴールデンレトリバーの如く勝手についてきたからだ。
心の広いA(盲目)は
特に気にしていない様子で、俺はまんまと、
かの有名な指輪専門店の内部にまで
キャメルの侵入を許してしまったのだ。
真剣に指輪を吟味するAを見て毎度のことながら愛おしく思う。
『…こんなのもあるんですね〜。
ダイヤの中にお花が見えますよ!』
目を輝かせるAに、
キャメル「いやぁ〜…、素敵ですねぇ〜…。」
うっとりするキャメル。
俺は後者を見なかったことにして店員にあるものを頼んだ。
秀一「すみません。
100カラットのダイヤを見せて欲しいんだが…」
店員「はーい♪って、ひ、…ひゃ……ひゃく!?
ひゃく、ですか…?…お、オーナー!!!!」
オーナー「ひ、100カラットだと!?す、すぐに総支配人に連絡を!!!!」
少し離れたところでちょっと大きいかな、なんて思いながら2カラットのダイヤを見ていたAは固まっていたが、すぐに猛ダッシュで俺の元へ駆けつけた。
『…ち、ちょっと!!いくら赤井さんでも常識からかけ離れ過ぎてますよ!!お店の人もあんなに青ざめて…!
キャメルさんも何とか言ってくださいよ!』
キャメル「あかいしゃん!…ぐすっ!!貴方という人は!!本物の漢だ!!」
絶望に揺れるAの瞳。
『…ばかなのか?
馬鹿だけなのか?
FBI…。』
―――――
昴「…と、いうことがあったんだ。
結局仕切り直しになってキャメルは帰って行ったんだが…。」
コナン「…へ、へぇー、
たいへんだね…。
でもそれ安室さん関係ないんじゃ…。」
コナン(安室さんどころか、
組織も関係ないじゃねぇか。)
昴「いいから聞くんだボウヤ。
…最大の問題は別の日に起こった。」
コナン「え?キャメルさんは関係あったの?」
昴「…あの日の仕切り直しをしようと、後日また指輪を買いにまた赤井秀一の姿で2人で街へ出た…」
コナン(…おいおい。無用心すぎだよ…)
昴「そして…。」
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Alice(プロフ) - kaoruさん» 嬉しいコメントありがとうございます!私も緋色の映画が待ちきれなくて、何とか赤井さんに愛されたい(笑)と思って作ってしまいました!楽しんで頂けると嬉しいです! (2020年8月4日 0時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
kaoru(プロフ) - はじめまして!緋色映画やるって聞いてからまた赤井さんに沼っている時に、この小説を見つけてしまって…。面白すぎて一気読みしました!!続きが気になりすぎます。応援してます、頑張ってください! (2020年8月3日 23時) (レス) id: ecb16dd86f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - レーナさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!(^^) (2020年8月1日 9時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - めちゃくちゃ面白い夢小説発見☆続き楽しみにしてまーす!!!頑張れんこん! (2020年7月31日 23時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作成日時:2020年7月30日 11時