50.俺から離れるな。〜純黒 ページ3
.
持ってきた暗視眼鏡を駆使し、混乱に乗じて内部に入ることができた。
そして見知った姿を確認し駆け寄る。
『降谷さん!!』
零「…A!!なんでここに!!
いや、それよりライトを貸せ!!」
『持ってませんけど?』
零「…ここだよ。」
Aの腰に手を回し警備服に付属していたライトを抜く。
『…あ。』
零「これで、もう少しで解体できそうだ。照らしてろ。」
降谷さんからライトを受け取る。
零「電源は復旧できそうか?」
『配電盤に直接USB接続があったみたいで、コードは自動で送り続けてますけど、時間がかかります。』
なんだか金属同士がぶつかり合うようなけたたましい音が頭上から聞こえる。
『…なに?』
零「おい。ちゃんと照らしてろ!
…今、赤井が上で交戦してる。
あの少年はノックリストを守りに行った。
お前は、俺から離れるなよ。死にたくなければな。」
と言って最後の配線を切ると同時に赤いランプが点灯した。
零「ギリギリだったな…。
車軸の爆弾を回収しに行く。君も来い。
瓦礫で死なれても困るからな。」
『はい。』
零「君の所持品は?」
『ナイフとスタンガンと、小型のノートパソコンです。あと暗視眼鏡。』
零「…その服は、スタンガンでも使ったのか?」
『う、じ、実は…説明している時間が惜しくて…。』
零「…まったく。」
などと話していると、ドドドドドドと銃声が聞こえる。
零「…くそ!始まったか!!」
降谷さんが駆けて行くのについて行く。
『ねえ、そのライフルバッグって』
零「あぁ!赤井のだよ!」
零「そのライフルは飾りですか!?
反撃の方法は無いのか!?FBI!!」
秀「あるにはあるが、暗視スコープがお釈迦になってしまって、使えるのは予備で持っていた通常のスコープのみ。
これじゃあどでかい鉄の闇夜のカラスは落とせんよ。」
え、カッコいい。
鉄の闇夜のからす?
赤井がAを見てふと笑う。
秀「来たか。A。」
そして、
降谷さんの「見逃すなよー!!」からの
コナンくんの「いっけぇー!!」からの
赤井さんの「落ちろ。」で心の底から惚れ直した。
本当にかっこよくて悔しいなと思っていたら足場が崩れてバランスを崩す。
『うわぁ!』
秀「もっと色気のある声が出せないか。
これを持ってろ。…撃つなよ。君ならやりかねん。」
と言ってスナイパーライフル持たされた。
『…どこに?』
秀「君はこっちにいろ。俺は向こうに用がある。」
342人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Alice(プロフ) - kaoruさん» 嬉しいコメントありがとうございます!私も緋色の映画が待ちきれなくて、何とか赤井さんに愛されたい(笑)と思って作ってしまいました!楽しんで頂けると嬉しいです! (2020年8月4日 0時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
kaoru(プロフ) - はじめまして!緋色映画やるって聞いてからまた赤井さんに沼っている時に、この小説を見つけてしまって…。面白すぎて一気読みしました!!続きが気になりすぎます。応援してます、頑張ってください! (2020年8月3日 23時) (レス) id: ecb16dd86f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - レーナさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!(^^) (2020年8月1日 9時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - めちゃくちゃ面白い夢小説発見☆続き楽しみにしてまーす!!!頑張れんこん! (2020年7月31日 23時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アリス | 作成日時:2020年7月30日 11時