綺麗 ページ4
コツ コツ コツ…
２人分の足音が夜道に響く
「何駅なん？」
『稲荷山駅です』
「俺と一緒のとこやん！」
『ほんまですか？！凄い偶然ですね！』
今日の出来事や、今後の予定
部活の仲間の話、得意な教科
些細なことだけれどあなたの事を知るたび苦しいくらい胸が締め付けられて
ふわふわする。
どうしようもない思いでいっぱいになる
駅に着き改札を通り電車を待つ
「そういやドリンク美味かった！みんな美味い美味い言うてたしな」
『そうですか、美味しくできていたならよかったです！』
電車に乗り椅子へ座る
「...夜の桜も綺麗よな」
『綺麗ですよね』
所々ライトに当たっていて
キラキラと昨日の雨でピンクに光っていて綺麗だった
「…てか、昨日雨すごかったよな！」
『昨日ヤバかったですよね、なんか土日も台風がなんちゃら〜みたいな』
「なんやそのなんちゃらってｗｗｗ」
もうそろそろ降りる駅
『楽しい時間って、過ぎるん早いですよね…』
少し私の気持ちをさらしてみる
「よなぁ、わかるわこないだも――…」
特に拾われることもなく先輩は笑顔で話をする
「でさ……？？ボーっとしてどないしたん？」
『え？あ、なんもないですよ』
「ほうか」
「『……』」
こんな時こそタイミングよく駅に着いてくれないかな、とか思うけど
そんな偶然は都合よくないみたいだ
沈黙が流れ続ける
「『っ……なぁ/あの』」
被った…
「『すまん/すいません』」
「…ふははっｗｗ」
『え！？なんかおかしかったですか？！』
「いや、別に何もっないで、ふっｗ」
赤木先輩は笑いすぎて涙が出ている
そんなに笑うところなんかあっただろうか？
にしても、ほんまに綺麗な笑顔―――
LINEとか、聞いてみようかな
『っ...先輩っ』
聞こうと思った時だった
〔稲荷山駅〜稲荷山駅〜急な停車にご注意ください〜次は――――〕
『……』
〔ドアが開きます。〕
アナウンスが流れ、ドアが開く
「？出ようや」
『はい』
私より少し先を歩く先輩の後ろ姿を見つめる
また、聞けばいいじゃないか
じっと見ているとふいにこっちを向く先輩
「なん？どしたん？」
『なんっっっもないです』
「絶対あるやつやん」
"貴方に恋しました"
とか言えない
「ほら、行こーや！よーいドン！」
無邪気に笑い走る彼は素敵だ。
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蜂蜜林檎飴。(プロフ) - みゃあさん» ありがとうございますぅぅぅぅ(泣)今なんかバグで元々あった作品更新すると変な文字に変換されてしまうんですよ.バグが治ったらすぐ書きますので…申し訳ないです (2021年12月11日 22時) (
レス) id: ab0225726a (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ - 応援してます！更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2021年12月11日 15時) (レス) id: b697353442 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜林檎飴。(プロフ) - モニカさん» あざっす、 (2021年12月3日 17時) (レス) id: ab0225726a (このIDを非表示/違反報告)
モニカ - 赤木いいよなぁ！！更新楽しみにしとる！！ (2021年12月3日 17時) (レス) @page10 id: 6fd83ade9c (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜林檎飴。 - えんさん» 赤木さん好きですか！？やばいですよね？！首もととか足がエr((おい 更新なるはやでしますね！コメントほんまありがとうございます♥️♥️♥️♥️♥️♥️(((殴 (2021年10月13日 10時) (レス) id: ab0225726a (このIDを非表示/違反報告)
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