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六十二話 強運 ページ13
「あれは、モンゴメリちゃんの・・・」
目に入ったものは、モンゴメリちゃんの異能部屋だった。私の手で開けられないことは百も承知なのだが、それでもドアノブを回す。
「え。」
ガチャリと音がした。余りの予想外に私は小さく肩を震わせた。
運よく鍵が開いていたのだ。
私は自分の運に感謝しながら中へ入る。中にさえ入ってしまえばこっちのものだ。
気配を消しながら入ったはずなのだが、モンゴメリちゃんが私を見つけてしまい、おまけに目も合ってしまった。
「後は落ちるだけよ・・・って」
モンゴメリちゃんが私を見て目を見開いていた。敦君も、衝撃が隠せないのか口を小さく開けている。
「貴方、探偵社員のっ」
モンゴメリちゃんが勘違いしていたので、私は異能を解いた。
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作者名:赤菊 藍 | 作成日時:2018年10月2日 19時