今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:7,199 hit
小｜中｜大
好みのタイプ議論 ページ3
ナオミちゃんが持ってきたお菓子を食べながら嬉しそうに言った。
「ナオミはやっぱり兄様が一番ですわ兄様のいい所は星の数ほどあるのですけれど、やはり何方にでも親切なところが一番素敵で・・・」
うっとりとした光り輝く目で宙を見つめるナオミちゃん。まさに恋する乙女そのものだ。
まあ、兄弟だからあれだけど、確かに谷崎さんは漫画でも小説でも誰かの為を思って(主にナオミちゃん)いて格好いい。
「谷崎さんは確かに優しいですよね。」
「ですよね！？兄様は世界一素敵ですわ！」
はしゃいでいるナオミちゃん。谷崎さんの事が絡んでくると大人っぽさが消えて無邪気になる。そこが彼女の魅力だろう。
「それにしても、蘭さんは入ってきて間もないのに兄様のことよく知っていますわね」
ナオミちゃんがにこにこと表情を崩さぬまま私に言った。しかし視線はさっきと違って鋭い。これは私を敵視しているか何かを探っているかのどっちか。武装探偵社の事務員とはいえ探偵社員。
ずっと漫画で見ていた子に腹の中を探られている。そう思った瞬間、嫌な汗が背筋に流れるのを感じた。
「確かにそうですね。蘭さん、遠くから来たんでしょう？なのに武装探偵社の事を知っているなんて珍しいですよね」
春野さんもナオミちゃんに同調した。まずい。と私の頭が叫んでいる。
「あっと・・・友達が武装探偵社に一度助けてもらったことがあって。それでいつも話は聞いていたんです。こっちに来た時も谷崎さんの活躍っぷりが噂されていて・・・」
どうだ！？と心の底から叫んだ。
「まあ！そうだったんですね。やっぱり兄様は凄いですわ！」
さっきの鋭い視線は嘘のように柔らかくなっていて、手を挙げて喜んでいるナオミちゃん。上手く誤魔化せた。とほっとした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤菊 藍(プロフ) - 孤児ギンさん» ギンさん！あけましておめでとうございます〜！！今年もご期待に添えられるように頑張っていきますね！ (2019年1月1日 20時) (
レス) id: cc808b1622 (このIDを非表示/違反報告)
孤児ギン(プロフ) - 赤菊さん、あけましておめでとうございます!今年もこの小説を通して元気をもらいますね〜！更新ファイトです！ (2019年1月1日 19時) (レス) id: 7ce5c5399d (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - 孤児ギンさん» コメントありがとうございます。漆黒さんでしたか！一瞬びっくりしてしまいました。ばれてしまうのは書いている自分でもびっくりですｗ更新頑張ります！ (2018年11月19日 21時) (レス) id: 729a63d6a3 (このIDを非表示/違反報告)
孤児ギン(プロフ) - ついにばれちゃいましたね〜…。この後の展開がものすごく気になるところです！更新頑張ってください！(元漆黒の天使 鬼気)です (2018年11月19日 21時) (レス) id: fd17ce3ff7 (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - 漆黒の天使鬼気さん» 漆黒さん！毎度毎度ありがとうございます！漆黒さんのコメントで元気をもらっています！どうぞ更新楽しみにしててください！ (2018年11月3日 16時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤菊 藍 | 作成日時：2018年10月27日 16時
