自傷してみた前編(本田菊) ページ6
(学パロで先生という設定です。他のキャラも機会があったらやるかも)
最初はただの興味本位だった。
ネットではよくこの言葉が流行っている。
リスカ。
これは自傷行為のひとつで
ただの興味本位……そのはずだったのに、気がつけば社会からの強いストレスによってやる頻度は多くなっていた。時に深いところまで切ったこともあった。
ある日のこと。
……誰もいないかな?
放課後の教室。
日はもうあっという間に暮れた。
教室にはわたし以外一人もいない。
正直学校にはいたくないが、家も同様だ。
シュッ、シュッ、
何度も切りすぎたせいで痛みなんて感じなくなってしまった。腕にやりすぎるとさすがにバレるので最近は足にやるようにしている。足ならば靴下などで隠せばいいだけの話だ。
足から腕からも垂れていく血なんて気にもしない。
ガラッ!
「!?」
……やばい!誰か来た?
慌てて机の陰に隠れた。
「誰もいませんか……おや?これは」
しまったな。垂れて床に落ちた血を拭うのを摺れていた。
Aは時間が過ぎ去るのだけをただただ待っていた。
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作者名:ame | 作成日時:2023年9月12日 23時