52話 そういう気分の時間 ページ5
◯
『カルマくん』
「んー？」
『甘えていい？』
「んー…どうしよっかなー…」
休日、約束通り2人で、2人で！！！！私の部屋にいた。
まあ私の部屋で思い出を作れるかは分からんが。
どこかに遊びに行かなくても2人でいると落ち着く。
だから2人でいるだけでもいいけど、今日は甘えたい気分。
スマホをいじっているカルマくんにちょっかいをかけてみる。
ほっぺをつんつんしてみたり、スマホが見えないように目を隠してみたり…と。色々。
カルマくんのほっぺはぷにぷにだった。
ずっと触っていたい。
カルマくんの腹部に横たわってみたりしても、なかなかこっちを見てはくれない。
悪戯カルマくん降臨か？？？？？？
もっと小悪魔カルマくんを見たいと思うのは異常ではないはず。きっと。うん。
うむ……どうすれば可愛いカルマくんを見られるのだろうか…
頭の中で1人会議を始める。
〈カッコいいカルマくんを誘きだす作戦に切り替えるのもありでは？〉
〈それは流石に難易度が高すぎる〉
〈やはり可愛いカルマくんをみたい〉
〈もっとちょっかいをかけてみるか？〉
〈だいぶ前の恥ずかしがりそうなカルマくんを見せるのも良きでは？！〉
〈それめっちゃいいかも…〉
〈よし、それでいってみよう〉
スマホのカメラロールから過去の可愛いカルマくんを探す。
どの写真がいいかな…
選んでいる間もニヤけてしまいそうになるのをぐっと堪えて、指を動かす。
……よし。
私は覚悟を決めてカルマくんに近づく。
『ねぇねぇ、見て。この写真』
「ん？……………ねぇ、いつそんなの撮ったの？」
スマホを持っている私の右手を掴んで、下に避ける。
…あ、もしかして
『照れてる？』
「〜〜！……」
ほんのり赤くなっている。
「…いつから、いや……最初からか」
『………へ？』
見つめられる。見つめ返す。怖い。
やばい、怒らせてしまったか？
えっ…どうしよう…やりすぎたかも……
『何が…最初から？』
「Aちゃんってさ、結構攻めるよね」
『え』
もしかしてカルマくんに嫌な思いをさせてしまっていた！？！？
『ご、ごめん…つい…』
「ついってw…別に怒ってる訳じゃないよ」
『それなら良かった…』
「でも、油断してない？」
『？』
油断？え？私命狙われてる？
カルマくん……もしかして…暗殺者……だったわ。私もだわ。
でもターゲットは殺せんせーだけでは…？
私、え、やっぱり命狙われてる！？！？
◯
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Runa☻ - 業くんに「イケメンだぁぁぁ！！」って言いたくなるような作品で心臓が持たないです(^o^;)よって、この作品好みという事です！！ (7月27日 21時) (
レス) @page27 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
りるる - はああぁあぁぁん… (2023年2月3日 22時) (レス) @page19 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
りるる - イ……ケメン、だぁ… (2022年9月3日 8時) (レス) @page19 id: c3325bc4c5 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 面白すぎィィ！業君…(｡ ｰ`ωｰ´) ｲｹﾒﾝ…分かってたけども…イケメン… (2022年3月23日 0時) (レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kabi | 作成日時：2022年3月16日 19時
