純白の桜～FF編～ (ページ10)

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7．豪炎寺修也ページ10

母親のお見舞いを済ませた後、Aは豪炎寺を見かけた

A「豪炎寺！」

彼女が彼の名前を呼ぶと、彼は止まってくれた

A「豪炎寺は夕香ちゃんのお見舞い？」

豪炎寺「何故知ってる、」

豪炎寺は少し眉を上げ、彼女に尋ねた

A「だって、私のお母さんも同じ病院に入院してるから。何回か、夕香ちゃんの病室の前通ったことあるの」

豪炎寺「…そうか、」

A「それに、何度か豪炎寺のこと見かけたし。直接会うのは初めてだけど」

豪炎寺「．．．お前の母親、どこか悪いのか？」

豪炎寺が渋々尋ねると、Aは軽く笑った後豪炎寺の方を見た

A「お母さん、昔から体強くないんだ。だから、何回か入退院繰り返してるの」

豪炎寺「．．．」

ここで会話が止まり、沈黙が続いた

A「私こっちだから、」

豪炎寺「俺はこっち、」

A「じゃあまた明日ね！豪炎寺」

Aが笑顔で手を振ると、豪炎寺も軽く手を振り返した

豪炎寺「……」

豪炎寺の目には、彼女のあの眩しい笑顔がずっと焼き付いていた