42．イナズマ落とし ページ45
壁山をFWにしたまま後半が始まった
円堂「ｸｯ……痛くなんか、ない！！豪炎寺！壁山！」
円堂は手の痛みを堪えて豪炎寺と壁山にボールを上げた
壁山「何度上げてもらっても…」
豪炎寺「壁山ー！！」
壁山「俺には無理っす……」
壁山は地面に膝を着き、下を向いていた
豪炎寺「クソっ、！」
豪炎寺は1人でファイアトルネードの体制に入るがまたもや野瀬中にボールを奪われた
円堂「ゴールは…割らせない！！」
円堂は痛む手で何度もシュートを防いでいた
壁山「どうして、そこまで…」
風丸「円堂ばかりに頼るわけにはいかない！」
宍戸･栗松「はい！」
雷門は複数でプレスをかけ始めた
目金「いわゆるゾーンプレスってやつですね」
染岡「だけど、相手より動き回るからスタミナをどんどん使っちまう、前半でかなり消耗してるのに、やっぱりあいつの頑張りが、みんなを、！」
円堂「すげーぞ！みんな！」
豪炎寺「目を開けろ！壁山！」
壁山は目を開け、周りを見渡した
壁山「みんな疲れてるのに、、キャプテンはあの手でシュートの痛みに耐えてる、なぜっす?!何故そこまで！」
豪炎寺「信じているからだ。俺達が点を決めてくれるって本気でな！目を閉じるってことは恐怖から逃げるだけじゃない！あいつらの信頼を裏切るってことなんだ！」
壁山「！」
「コンドルダイブ！！」
A「っ守！！」
円堂「ゴッドハンド！！いくぞー！壁山！」
壁山「(みんなが、キャプテンが俺を信じて繋げてくれたボールを、みんなを裏切ることだけは、)うー！」
壁山は空中で目をつぶり今まで言われたことを思い出していた
円堂『諦めるな！出来ないって考えるよりどうしたら出来るかを考えるんだ！』
壁山「俺にできること、、それは、これっす！」
壁山は空中で仰向けになった
円堂「そーか！下を見なきゃ怖くない！」
壁山「これが俺の…イナズマ落とし！」
見事イナズマ落としが決まり1点を取ることが出来た
ピィィィ！！
角間「ゴール！遂に野瀬中のゴールをこじ開けた！豪炎寺と壁山による新しい必殺技だ！」
ピッピッピー！
試合終了のホイッスルが鳴り雷門は地区予選1回戦を見事突破した
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作者名：メロン娘 | 作成日時：2020年5月15日 21時
