33．ヤキモチと名前 ページ36
豪炎寺「はぁっ！！」
とうとう着地まで到達した
豪炎寺「…出来た」
染岡「ヒャッハー！！豪炎寺！」
染岡と風丸が豪炎寺に微笑むと、豪炎寺は疲労と達成感から倒れこんだ
A「おっと、大丈夫？」
Aが咄嗟に豪炎寺を支えた
A「修也も結構サッカーバカだったりして？」
豪炎寺「フッ、かもな」
風丸「で、いつまでそうしてるんだ？」
状況を説明すると、倒れ込んだ豪炎寺はAの膝に頭をのせている
風丸は豪炎寺をAから離した
豪炎寺「…」
またもや豪炎寺は少しムスッとしている
A「？」
染岡「Aって鈍感なんだな……；」
染岡はため息をつきながらヤキモチを焼いた風丸と、ムスッとしてる豪炎寺を交互に見ていた
円堂「よーしっ！野瀬中戦までもうちょっとだー！！頑張って行くぞー！！！」
「「おー！！！」
各々帰りの準備をする中、Aは風丸に話しかけていた
A「風丸、腕大丈夫？」
風丸「あぁ、これくらい何ともない」
A「ふーん……。えいっ、」
風丸「いっ、」
Aが風丸の腕をつつくと、風丸は明らかに顔を歪ませていた
A「やっぱり痛いんじゃん；座って、湿布貼るから」
と、みんなが先に帰る中、風丸はAに湿布を貼って貰うことに
A「はい、これでOK！」
風丸「ありがとう。なぁ、いつから豪炎寺を名前で呼んでるんだ？」
A「昨日からだよ。修也に家まで送ってもらった時に、名前で呼んで欲しいって」
風丸「そうか…。俺も．．．いいか？」
A「？」
風丸「な、名前で呼んで欲しい。俺も…」
A「うん！！ねぇ、一郎太もいいけどいっちゃんじゃダメ？」
風丸「なんでちゃんなんだ？」
A「だって、風丸可愛っ、」
風丸「俺がなんだって？」
と、Aの言葉を遮るように、頬をつねった
A「いふぁい、、」
風丸「あぁっ、悪い。とにかくいっちゃんはなしだ」
A「じゃあ一郎太？」
風丸「俺はその方がいい」
A「分かったよ。じゃあね、一郎太♪」
風丸「あぁ！」
ちなみに、風丸は上機嫌で帰って行きました
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作者名：メロン娘 | 作成日時：2020年5月15日 21時
