純白の桜～FF編～ (ページ32)

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29．読めない字ページ32

理事長室から戻ってきた後、早速秘伝書を読んでいた

染岡「なんて書いてあるんだ？」

壁山「暗号で書かれてるんすかね？」

風丸「いや…；おっそろしく汚い字なんだ」

A「確かに、夏未ちゃんが読めないって言ってたのも、分かるな～…；」

染岡「こんなの誰も読めねぇよ；」

風丸･染岡「円堂！！！」

円堂「すっげぇー！ゴッドハンドの極意だって！」

「「読めるのかよ?!」」

円堂「だってじいちゃんのノート読んでるから、俺も最初はなんで書いてあるかわかんなかったけどだんだん読めるようになったんだ！」

豪炎寺「…フッ、」

無邪気に笑う円堂に、豪炎寺は微笑ましい目で見ていた

円堂「あった！イナズマ落とし！」

壁山「なんかカッコイイ名前っすね！」

円堂「…読むぞ！1人がビョーンと跳ぶ、もう1人がクルっと回ってズバーン！！コレがイナズマ落としの極意！！……へ？；」

「「………；」」

予想とは違った反応だった

壁山「ビョーンとかズバーンとかそんなのばっかじゃないっすか；」

染岡「あんだけ騒いでビョーンのズバーンかよ…もうちょっと書いてくれよ；」

風丸「円堂、お前のじいさん、国語の成績良かったのか？；」

円堂「さぁ…；サッカー一筋だった人みたいだから」

A「やっぱり、守と似てるのかもね；」

豪炎寺「…だな；」

Aと豪炎寺は互いに苦笑いしていた

円堂「…；でも、ここには本当にイナズマ落としの極意が書いてあるんだ！あとは特訓をすればいいんだ！！」

風丸「どっからくんだー？その自信…；」

A「でも、特訓したら出来るかもね！！」

円堂「だろ！！」

染岡「こっちにも根拠無く燃えてる奴がいるぞ；」