純白の桜～FF編～ (ページ18)

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15．呪いの申請書ページ18

円堂「この間の帝国戦で俺達の問題点が分かった。それで．．．」

松野「問題点も何も、まず体力無さすぎ」

雰囲気がズーンと、音がつくように沈んだ

風丸「円堂、話を続けてくれ」

円堂「…；それで、こんなフォーメーションを考えてみたんだ！じいちゃんのノートがベースなんだけど」

ホワイトボードにキュッキュっ、と音を立て、フォーメーションが書かれた

目金「えー、僕FWじゃないのー?!」

半田「逃げた奴が何言ってんだか」

目金「戦略的撤退と言って欲しいね」

キラーン、と目金が眼鏡を上げるが、明らかにメンバーは引いている

すると、一年の宍戸が口を開いた

宍戸「あのっ、この間の豪炎寺さん、呼べないんですか？」

その言葉に染岡が反応した

染岡「俺が本当のサッカーを見せてやる！！」

半田「染岡…？」

染岡「豪炎寺はもうやらないんだろ」

円堂「それはっ．．．。分からないけど、」

染岡「円堂まで．．．。アイツを頼りすぎだ！俺達だって出来るさ！もっと俺達を信じろよ！」

すると、秋が入って来た

どうやらサッカー部に用があるという人物がいるという

秋「ど、どうぞ…」

A「守～！」

円堂「A！」

入って来たのはAとその後ろで鼻をつまんでいる夏美

夏美「臭いわ」

染岡「なんでこんな奴連れて来たんだよ！」

秋「話があるっていうから」

夏美「この間の帝国戦、廃部だけは免れたわね」

円堂「おう！これからガンガン試合していくからな！」

夏美「ふふっ、次の対戦相手を用意してあげたわ」

円堂「次の対戦相手?!また試合が出来るのか?!」

と、目をキラキラさせて夏美に迫って来た

それから次の対戦相手は尾刈斗中ということ、負ければ廃部、勝てばFFへの参加を認める、などの条件を突きつけ、夏美は部室を出て行った