純白の桜～FF編～ (ページ13)

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10．声の主は… ページ13

後半が始まると、雷門は前半よりも酷く痛めつけられていた

鬼道「出てこい、出てこい。さもなければ、アイツを．．．」

寺門「叩きのめす！！」

円堂「だはっ、！！」

松野「アイツらゴールを決めるのが目的じゃない！円堂を潰すのが目的っ、」

風丸「ふざけるな…。そんなのっ、サッカーじゃない！！」

円堂･秋「風丸！/風丸君！」

円堂を庇うように前に出た風丸はシュートの威力に負け、ゴールネットに飛ばされた

円堂「お前の思い、受け止めたっ。もう、ゴールは許さない！」

鬼道「フッ、一度として止められてはないがな」

再びシュートが打たれた

円堂「うわああっ！！」

止められそうに見えたが、帝国のシュートの方が上手だった

そのとき、一人の少女の声が聞こえた

A「守っ！！！」

円堂「あっ、A！！」

その声の主は、小さな男の子を抱えたAだった

A「ごめんっ、遅くなった．．．。まだ試合、終わってないんでしょ？絶対何とかなるよ！！」

彼女は息を切らしながらも、笑顔を円堂に向けた

Aは秋からユニホームを受け取ったあと、急いで着替えに行った