【BROTHERS CONFLICT】大事な人たちへ【黒子のバスケ】【刀剣乱舞】

一話 ページ1

元々引っ込み思案な私は中学の時の出来事や新しいお姉ちゃんが出来た事で全然部屋から出なくなっていた。




なつにぃから貰ったゲームをして時間を潰す。




時々、心配した雅にぃ、京にぃ、いおにぃ、あずにぃが尋ねてくる。ふうくんやなつにぃも仕事がない時は来てくれる。




そして、集中するためにイヤホンをしようとしたが昨日の夕食時にソファに置いてきてしまったことを思い出した。




ちなみに夕食はなるべく一緒に食べようとしてるが、つばにぃ、かなにぃがいる時は絶対に行かないようにしている。




だから、兄弟に会うのは月に数回。1週間に2回会えたらいい方だ。




とりあえずイヤホンを取りに行かない事には何も始まらないため重い腰を上げ部屋を出る。




今は多分、朝食の時間。




大丈夫、と自分に言い聞かせ足を進める。




5階に着くと賑やかな声が聞こえてくる。




上からちらっと下を覗くと京にぃ、かなにぃ、あずにぃ、つばにぃ、すばにぃ、ゆうにぃ、えまねぇ、わたくん。そして、何故かなつにぃがいた。



私抜きでも楽しそうに話してる姿に少し胸がズキっと痛む。



すると、突然なつにぃが上を向いて目が合う。




棗｢A。｣



なつにぃの低く落ち着く声が部屋に響いた。

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