35.久しぶりの遠出 ページ45
本日三度目の伸びをしていれば、奥からガラク殿出て来た。
「待たせてごめんねー。はい、これ、昨日言った書類。」
「いえいえ、私こそこんな朝早くにすみません。はい。確かに受け取りました。」
書類を確認すれば、それはつい最近渡したばかりの書類で、どんな速さで片付けたのかを聞きたくなった。
「あ、そう言えば、Aくんはこの後暇？」
「え、は、はい。暇ですね…？」
「じゃあさ、お願いできないかな？私も八房もリュウも今日は手を離せなくてね。」
「…お忙しいんですね。」
そう言いながら手渡されたメモに目を通す。
内容的にお使いといったところだろうか。
お安い御用だ。
「…どこまで行けばいいんですか？」
「お、ありがとね。あー。そうだな…ユリカナとかかなー。最後の方に書いてあるやつが、そこでしか手に入らないから。」
「ユリカナ…わかりました。じゃあ…もうすぐ仕事もひと段落するので、いって来ますね。」
そういって、失礼しますと部屋を出ようとすれば、そう言えばと、ガラク殿が言葉を続けた。
「殿下達とは出かけないんだね。どうして？」
「オビに誘われたんですけど、出発時間に間に合うほど仕事を片付けてなくて、断ったんです。」
「なるほどね。じゃあお願いねー。」
「はい。わかりました。失礼します。」
今度こそ、そういって部屋を出る。
行きたかったなー。
本当は行きたかった。だけど、仕事があったのだ。断った後、昨日の自分を恨んだりした。
でも、後悔しても遅い。
それに、もうすぐ仕事も片付くし…
そう思いながら、さっき渡されたメモを見る。
久しぶりのユリカナ。楽しみますか！
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尻尾 - シラさん» 了解しました！(^^)ありがとうございます(*^^*) (2017年5月22日 15時) (
レス) id: bb97fb99a6 (このIDを非表示/違反報告)
シラ - そうですね。よろしくお願いします！ (2017年5月14日 14時) (レス) id: a9b6bb5114 (このIDを非表示/違反報告)
尻尾 - シラさん» ありがとうございます！…取られそう、って言うのは恋愛的にですか？ (2017年5月14日 14時) (レス) id: bb97fb99a6 (このIDを非表示/違反報告)
シラ - そうですね… イザナに取られそうになる夢主をオビが守るっていうのはどうでしょう？ (2017年5月13日 21時) (レス) id: a9b6bb5114 (このIDを非表示/違反報告)
尻尾 - シラさん» ありがとうございます！できれば、リクエストなどもお願いします(^^) (2017年5月13日 8時) (レス) id: b6819af603 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尻尾 | 作成日時：2017年3月31日 16時
