10.5-1.菓子 ページ13
またしても、幕間です。時系列はそのままにどうぞっ！
ーーーーーーーーーー
「このアップルパイ美味しいですよ！Aさん、一口どうですか？」
「ありがとうございます…！確かに…甘すぎないで、さっぱりしてて…美味しいですね…！」
「A嬢は、甘いのが苦手なのかい？」
「苦手、というか…好んでたくさん食べるほどじゃないだけですよ。」
甘いものは普通に好きです。
そう言いながら、手元にあるタルトを切り崩し口に運ぶ。
この店に入ってから、暫くたった今、談笑したり本を読んだりした後、何か食べようという話になり、
白雪さんはアップルパイ、
私は季節のフルーツタルト、
オビさんはチーズケーキ、
を頼んだ。
そのときにも、オビさんが意外だと言われていたのは言わずと知れたことだ。
「オビさんのも美味しそうですよね。」
「ははは、食べるかい？」
「はい！いただいてもいいんですか？」
「じゃあ、皿ちょうだい。」
そう言って差し出されたオビさんの手の上にお皿を乗せ、
お返しにフルーツタルトいかがですか？
と、聞いたらオビさんは自分のを少し切り崩しながら、
お言葉に甘えて、いただくよ。
と、言った。
「それにしても、私てっきり、Aさんはガトーショコラとか選ぶんだと思いました。」
「え、なんでですか？」
「…この前、甘いものはそこそこ好きだって言っていたからです。」
「あぁ、それは、そこそこなだけで、苦手よりは好きなんですよ。仕事終わりとか、疲れた時にチョコレートとか、砂糖菓子を食べたりするぐらいに好きですよ。ただ、普段はあまり好んで食べないですね。」
「意外だねえ。」
とりわけが終わったのか、ケーキが乗ったお皿を差し出しながら、オビさんが話に加わった。
ありがとうございます。
と言いながら、お皿を受け取る。
また、フォークで、タルトを切り崩す。
「そうですかね。」
「そうですよ！なんというか…甘党に見えます！」
「俺も、お嬢さんと同意見かなあ。」
そういう2人も、ケーキを切り崩して、口に運ぼうとしていた。
「そうですか？私そんなに若くないですし…どちらかというと、珈琲には砂糖入れない派なんですよね。」
そう言いながら、口にケーキを入れる。
それとほぼ同時に、
「「え？」」
オビさんと白雪さんがこちらを見ながら驚いた顔をしていた。
ーーーーーーーーーー
続きます。
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尻尾 - シラさん» 了解しました！(^^)ありがとうございます(*^^*) (2017年5月22日 15時) (
レス) id: bb97fb99a6 (このIDを非表示/違反報告)
シラ - そうですね。よろしくお願いします！ (2017年5月14日 14時) (レス) id: a9b6bb5114 (このIDを非表示/違反報告)
尻尾 - シラさん» ありがとうございます！…取られそう、って言うのは恋愛的にですか？ (2017年5月14日 14時) (レス) id: bb97fb99a6 (このIDを非表示/違反報告)
シラ - そうですね… イザナに取られそうになる夢主をオビが守るっていうのはどうでしょう？ (2017年5月13日 21時) (レス) id: a9b6bb5114 (このIDを非表示/違反報告)
尻尾 - シラさん» ありがとうございます！できれば、リクエストなどもお願いします(^^) (2017年5月13日 8時) (レス) id: b6819af603 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尻尾 | 作成日時：2017年3月31日 16時
