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「来週、卒業式練習が入ってきます」
先生のこの声で ざわつく教室
「え、もう卒業？」
「なんだかんだあっという間だわ〜」
色んな人の話し声が、耳に入ってくる
『…卒業、か』
ふと浮かぶ玄樹の顔
玄樹の方に視線をやると、目が合った
笑顔で手を振ってくる
懐かしいな〜、
玄樹に勉強を教えてもらったりとか。
私の方が 全然学力低かったのに、
何気なく入った高校が
…玄樹と同じ なんて。
今思うと
あの時なんで好きじゃ無かったんだろうとか、
私も好きって言えばよかったのにとか、
思い残すことばっかりで
"今更後悔したところでどうもならないよ"
"打ちひしがれてる暇あるなら気持ち伝えな"
友達に言われた言葉を思い出す 。
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あ〜、気持ち伝えないとな、
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作者名：くまヲ | 作成日時：2019年2月15日 18時
