タピる smna ページ37
sm side
「甘いもの食べたぁい…」
そう嘆く彼は、俺の恋人だ。
机に突っ伏して、何もやりたくない、と言わんばかりにだらけている。
「Nakamu…その姿勢良くないぞ」
「んえぇ…」
甘いもの、か…
「じゃ、どっか出かける?」
「え!?」
だらけていた姿勢から飛び起き、キラキラとした目で俺を見る。
あーわかったわかったから…そんな目で見るな…
俺弱いんだからさ…
「やったぁ!!」
ウキウキのNakamuと外に出る。
Nakamuが俺を先導しながら歩き、たどり着いたのは、小さなお店。
「ここ、ずっと気になってたんだ!!」
ほう…タピオカ…?
ああ、なんか流行ったやつか()
カロリーがやばそうなので俺は買わないでおこう。
Nakamuにちょっと分けてもらうかー…
なんて考えていたら注文はもうNakamuがしていたようで。
しばらく待って出てきたのは定番のミルクティーだった。
うわ…甘そ…と引きながら見ていると、
Nakamuはそれを飲んだ後、まるで花が咲いたように満面の笑みを浮かべた。
「ん〜!おいしいっ!やっぱ甘味最強…」
と、ついでに頼んでいたらしい小さなカップケーキをつつく。
…やばすぎだろ。
しかし。
「お腹いっぱい…」
約4分の1程残して俺に渡してきた。
さてはNakamu調子乗ったな。
…まぁこれくらいなら飲めるだろう。
ストローに口をつける。
するとNakamuの顔が一気に赤くなった。
俺はそれが気になり、
「どした?」
と聞いた。
「っ、や、あの…間接、キス…」
「が?どうした?」
「え、いや…その…」
オドオドしながら回答にもならない回答を捻り出している。
「別に気にしなくていいだろ。俺ら普通にキスとかしてるじゃん」
「そうだけどさ…なんか、街中だと…恥ずかしいというか…」
Nakamuの意外な一面、見れたかも。
上目遣いの彼に鼓動が早まったのはきっと気のせいではないだろう。
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作者のあおみどりでございまーす!
思いましたけどタピオカって古いですねもう!!
でも思いついたのクリスマスとこれしかなかったんで選びました!!(クリスマスはまだ先)
ちょっとちゅーしてるなぁ、と思いながらもとりあえず書きました、はい()
それでは…ばいばーい!( ´ ▽ ` )ノ
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あおみどり(プロフ) - mimiさん» コメントありがとうございます!感想嬉しい限りです!!励みにして活動させていただきます…! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 65d1867b2a (このIDを非表示/違反報告)
mimi - 今更で申し訳ない(T-T)完結おめでとうございます!見始めた時は登輝くんの弱々しい、可愛い声を想像していたのですが、だんだん元気になってのちに、kntkさんの声にしか聞こえなくなりました(笑)凄く感動しました!ありがとう (2021年1月3日 22時) (レス) id: f51bfd6fbd (このIDを非表示/違反報告)
あおみどり(プロフ) - アイさん» コメントありがとうございます!ありがたい言葉嬉しい限りです〜!!番外編、絶対書こうと思ってるので、是非また見てください! (2020年11月13日 23時) (レス) id: 65d1867b2a (このIDを非表示/違反報告)
アイ - 完結おめでとうございます!!更新されるたびに飛んできてました(笑)shさんとknさんの距離が回を進めるごとにどんどん縮まっていって、尾も白かったです!更新お疲れ様でした!番外編…!可能ならば書いていただきたい!長文失礼しました。 (2020年11月13日 17時) (レス) id: d956bb37b9 (このIDを非表示/違反報告)
あおみどり(プロフ) - アイさん» コメントありがとうございます!今後もあおみどりの小説にお付き合いいただけると嬉しいです!更新頑張ります〜! (2020年10月22日 20時) (レス) id: 65d1867b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおみどり | 作成日時:2020年10月14日 7時