#53 ページ3
〜KA〜
帰って来るなり、目に入ってきたAの姿。
笑顔で俺を迎える。
なんか、新婚みたいでニヤけてしまいそうだった。
Aの顔を見ると、目元が赤く見えた。
Aのいるキッチンまで行って、顔をジッと見るとやっぱり赤い。
KA『お前…泣いた…？』
そう聞くと、目を見開いたA。
『…なんで？』
KA『目、赤い。』
Aは俺から目を背けた。
『そんなわけ…ないでしょ？泣く必要がどこにあんのよ。笑』
笑ってるつもりだろうけど、ひきつってる。
『あ、コーヒー持ってかなきゃ！』
俺の横を通り過ぎようとするA。
『へ…？』
Aの腕を掴んで、引き止めた。
KA『もしかして、ルハンさん？』
『何が…？』
KA『泣かせたの。』
Aの瞳が揺れた。
『あの…離して？』
KA『答えて。』
俺と目を合わせようとしないAの顔を覗き込んだ。
『コーヒー…冷めちゃう。』
KA『そんなのどうでもいい。』
答えないAにイライラする。
KA『どうなの？』
俺が聞くと黙り込むA。
KA『A、聞いてんの？』
『…なんで…？』
やっとAが口を開いた。
『なんで…ジョンイナにそんな事言わなきゃいけないの…？』
KA『それは…
『私は私！ジョンイナはジョンイナ！』
大きな声で叫んだA。
静かな家に響いた。
『線を引いたよねっ…？！私達は…家族っ！！！』
こんなにも大声を上げるAは初めて見た。
KA『俺はお前が心配で…。』
『心配してくれるのは嬉しいけど、聞いて欲しくないことだってあるんだよ…？』
悲しそうな顔を見せるA。
心がズキリと痛んだ。
『じゃ…、コーヒー渡しに行かなきゃ…。』
俺の手を離して、コーヒーを持って去っていく。
KA『はぁ…。』
Aが去って行ったリビング。
その場に崩れ落ちる。
KA『バカだな…俺…。』
Aを独占したい気持ちが先走りする。
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wakana - ルハンの悪戯っさがよかった。 (2015年2月17日 21時) (
レス) id: 64214f05d5 (このIDを非表示/違反報告)
little wolf(プロフ) - ソヒョンさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです(泣)ルハンさん、かっこよくかけてますか？(笑)更新頑張ります！ (2014年11月22日 10時) (レス) id: c0923e39fa (このIDを非表示/違反報告)
ソヒョン(プロフ) - 更新いつも楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ルハンかっこよすぎ (2014年11月21日 16時) (レス) id: 135ce1d3d7 (このIDを非表示/違反報告)
little wolf(プロフ) - でぃぃおさん» コメントありがとうございます！毎日更新、目標に頑張っております(笑)キュンキュンしますか？(笑)嬉しいです！^^これからも更新頑張ります！ (2014年11月12日 21時) (レス) id: 06b4e04f7f (このIDを非表示/違反報告)
でぃぃお - 毎日更新ありがとうございます！きゅんきゅんのし過ぎで死にそうですw (2014年11月10日 23時) (レス) id: 282c5a7061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：little wolf
| 作成日時：2014年11月3日 19時
