#69 ページ19
〜BK〜
『映画感動したねー。』
キラキラと目を輝かせて話すA。
BK『そうだな。』
『泣いたもんね。笑』
BK『うるせぇー。』
『ははっ。笑』
少し暗くなった道を歩く。
ケタケタと笑って映画を語るA。
正直、映画後半見てなかった。
笑顔で話すAを見ていたら、俺も嬉しくなった。
リアちゃんに探り入れてもらってて、よかった…。←
BK『A。』
俺の声に、俺を見つめる。
『ん？何？』
BK『目瞑って、手出して。』
『なんで。』←
BK『いいから。』←
しょうがないな…と言わんばかりの顔をして、目を瞑って手を差し出した。
鞄から、ある物を取り出す。
そして、Aの手に乗せた。
BK『目、開けていいよ。』
ゆっくりと目を開けたA。
『何？』←
BK『やるよ。』
『だから、これ何？』←
BK『とりあえず、受け取れって。』←
小さな袋を開けるA。
『あ！これ…。』
袋の中の物を取り出した。
『これっ…。』
BK『うん。』
『キーホルダー…。』
BK『うん。』
俺があげたのは、キーホルダー。
『でも、なんで恐竜。』←
BK『可愛いだろ。』←
『なんで？』←
BK『俺が恐竜好きだから。』←
『はぁっ？！何その選択理由！！』
プイッと俺から顔を背けた。
BK『お前の趣味なんてわかるかよ。』
『幼なじみのくせに！』
BK『悪かったよ！汗』
俺の言葉に、笑い始めたA。
BK『…悪かったな、お前の趣味わかんなくて。』
『ううん。嬉しいよ。笑』
BK『え…？』
『鞄に付けるね。笑』
笑顔なA。
あ、プレゼント喜んでくれたんだ…。
嬉しい。
ニヤついてしまう俺。
『ありがと、ベクちゃん。』
久々に呼ばれたその名前。
懐かしくて、こしょぐったかった。
『じゃあね！今日は楽しかった！』
BK『えっ…？！』
走って行こうとするAを止めようとした。
だけど、足が動かなかった。
だって、Aの走っていった方向には
前、手を繋いでいた男がいたから…。
『ルハンさん！』
さっきまで、俺に向けられていた笑顔。
今はその人に向けられていた。
BK『あーあ…。』
心がズキズキと痛む。
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wakana - ルハンの悪戯っさがよかった。 (2015年2月17日 21時) (
レス) id: 64214f05d5 (このIDを非表示/違反報告)
little wolf(プロフ) - ソヒョンさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです(泣)ルハンさん、かっこよくかけてますか？(笑)更新頑張ります！ (2014年11月22日 10時) (レス) id: c0923e39fa (このIDを非表示/違反報告)
ソヒョン(プロフ) - 更新いつも楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ルハンかっこよすぎ (2014年11月21日 16時) (レス) id: 135ce1d3d7 (このIDを非表示/違反報告)
little wolf(プロフ) - でぃぃおさん» コメントありがとうございます！毎日更新、目標に頑張っております(笑)キュンキュンしますか？(笑)嬉しいです！^^これからも更新頑張ります！ (2014年11月12日 21時) (レス) id: 06b4e04f7f (このIDを非表示/違反報告)
でぃぃお - 毎日更新ありがとうございます！きゅんきゅんのし過ぎで死にそうですw (2014年11月10日 23時) (レス) id: 282c5a7061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：little wolf
| 作成日時：2014年11月3日 19時
