３３話 ページ34
NOside
御「…え！？」
一「…！！……オマエ…」
（人1)は一方通行の近くに来ると立ち止まった。
（人1)「ｯ……ﾊｧ…ﾊｧ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……ｹﾎｯ……ﾊｧ……止め……よう？…ｯｹﾎｯ」
走ってたのが辛かったか、ずっと出さなかった声を出したのが辛かったのか、（人1)は咳が出ていた。
一「……なンで…オマエが此処に…？」
一方通行は驚きを隠せずにいた。
（人1)「ｯ……ﾊｧﾊｧ…シスター…ズ…さん達…から…ｹﾎｯ…場所を…聞いた…の…ﾊｧﾊｧあと…プリント……にも…書かれて…あった…から」
苦しそうにしながら、（人1)は一方通行に話した。
（人1)「本当…は……ｹﾎｯ……知ってた……ずっと…前から…ｹﾎｯ」
一「…知ってた？実験の事をか？」
（人1)は未だに苦しそうにしながら頷いた。
（人1)「ｯ…一方通行…が……辛そうだったのも…！ｹﾞﾎｯ…可笑しいな…って…思って……それで……シスターズさん…に……無理を…言って……ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…内容を…少し…だけ……ﾊｧﾊｧ……細かいことは…さっき……」
一方通行は『知られてしまった』と思った。
一番知られたくなかった、自分の大事な女に…
一「………最低だって…思ったろォ？」
風が強いせいで、一方通行の顔が見えない状態になった。
一「…こうまでして……チカラを手に入れようとするなンざ……」
（人1)「最低だなんて思ってない！！」
（人1)の凛とした声が、周りに響いた。
（人1)「一方通行は何も悪くない！！ただ…認めて欲しかっただけでしょ！？それに、行き場の無かったあたしを助けてくれたじゃん！！何だかんだ言って…本当は過保護で、優しくって、いつもあたしの事を気に掛けてくれるじゃない！！なのに何で一方通行が悪者になっちゃうの！？ふざけないでよ！！」
一方通行も含め、周りの人は驚いていた。
１度も声を出そうとしなかった（人1)が、顔を強ばらせ、大声で叫んでいた。
まるで、一方通行の『心の声』を言っているかのように…
一方通行は、膝を地面に着けた。
全身の力が抜けたように…
（人1)「……ごめんね…ずっと一人で抱え込ませて…」
（人1)は、ｿｯ…と優しく一方通行を抱き締めた。
（人1)「もうこんな事…しなくていいんだよ」
優しく笑い、優しく一方通行の頭を撫でた。
（人1)「……一方通行」
（人1)は、何処から出したのかわからないが暫く前に、草むらで一方通行の頭に乗せた野花のリングを乗せてこう言った。
「一緒に帰ろう」
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ワンパンマン大好き - キスシーンの自分の心の第一声 ワオびっくり! (2019年7月14日 2時) (
レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - 由布さん» 返信遅くなって申し訳ございませんｯ!! 結構アツアツです笑 (2018年12月26日 20時) (レス) id: c6f14945fc (このIDを非表示/違反報告)
由布 - あーらまーお熱いことで♪ (2018年9月11日 21時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - ぽんず*さん» 遅くなって申し訳ございませんｯ!!m(_ _)m 年齢は未定ですが、一方通行よりも1･2歳年下ぐらいですｯ!! (2018年8月21日 21時) (レス) id: c6f14945fc (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず* - 作品いつも楽しみにしてます(*^^*)ところで夢主の年齢はいくつなのでしょうか？ (2017年10月21日 20時) (レス) id: 93dc01f69b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉のクローバー | 作成日時：2017年5月20日 4時
