３話 ページ4
一方通行side
一「なに『大丈夫です』って言わねェばかりの表情してンだ。ねェンだったらねェってはっきり言いやがれ！」
迷惑をかけさせまいと気を使う彼女にイラついて、つい大きな声で怒鳴ってしまった。
少女「(ﾋﾞｸｯ………(ｵﾛｵﾛ」
急に怒鳴ったのが怖かったのか、肩をびく尽かせて『落ち着いて』と言っているような仕草をした。
一方通行はもう見ていられなくなったかのように少女の腕を掴み、引っ張り出した。
引っ張って連れてきた所は一方通行の家。つまり、『連れ戻した』という形になった。
一「ﾁｯ…帰るところがねェンだろ？だったらなぜそう言わねェ。ここに住むとか、テメェが好きなよォにすりゃいいじゃねーか」
少女「………」
一「『でも』とか思ってンじゃねェぞ？さっきも言った通り、ここに住むかは好きにしろ。いいなァ？」
少女「……………(ｺｸﾝｯ」
一「ったく…」
一方通行はソファーに座って、ブラックを飲んでいるときによくよくと自分が言った言葉を思い出した。
《ここに住むとか、テメェが好きなよォにすりゃいいじゃねーか》
《『でも』とか思ってンじゃねェぞ？さっきも言った通り、ここに住むかは好きにしろ》
一(………よくよく考えると馬鹿なこと言ってんなァ俺…)
そんなことを思っていると、少女からの目線を感じ取れた。
一「…なンだァ？なに見てやがる」
少女「…！……(ﾌﾙﾌﾙ」
何が言いたげな少女は『なんでもない』と言っているように頭を横に降った。だか、一方通行には言いたいことがわかったので、『好きにしろ』と言うと、少女は満面な笑顔で嬉しそうに笑った。
一「…！！…………ﾁｯ…くっだらねェ//」
だか、少女は知らなかった。
自分が笑顔を見せたあと、一方通行の顔が赤くなっていることに…
一「おい（人1)、飯だ」
（人1)「！！(ﾊﾟｧｧｯ」
アレから何週間もたって、少女の名前は元々持っていなかったため、一方通行が（人1)と名付けた。
一(…相変わらず、コイツは喋らねェなァ…)
表情豊かな（人1)だか、一方通行の前でも喋ったことがないことを一方通行は気にしていた。
一(笑ったり怒ったりはするが、一度も喋らねェからなァ…)
（人1)「………？(ﾂﾝﾂﾝ」
一「あァ？なンだよ？」
（人1)「…………(ｴﾍﾍ………(ﾊﾟｸﾊﾟｸ」
（人1)は考え事をしていた一方通行を気にして腕をﾂﾝﾂﾝしてみたが、至って普通だったのが安心したのかイタズラをした幼い少女のように笑って、元気よくご飯を食べ続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ワンパンマン大好き - キスシーンの自分の心の第一声 ワオびっくり! (2019年7月14日 2時) (
レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - 由布さん» 返信遅くなって申し訳ございませんｯ!! 結構アツアツです笑 (2018年12月26日 20時) (レス) id: c6f14945fc (このIDを非表示/違反報告)
由布 - あーらまーお熱いことで♪ (2018年9月11日 21時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - ぽんず*さん» 遅くなって申し訳ございませんｯ!!m(_ _)m 年齢は未定ですが、一方通行よりも1･2歳年下ぐらいですｯ!! (2018年8月21日 21時) (レス) id: c6f14945fc (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず* - 作品いつも楽しみにしてます(*^^*)ところで夢主の年齢はいくつなのでしょうか？ (2017年10月21日 20時) (レス) id: 93dc01f69b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四つ葉のクローバー | 作成日時：2017年5月20日 4時
