電車 ページ6
蜂「でさ、ジーコが毎回パスくれないんだよね〜。」
『なんか廻の話って毎回ぶっとんでるーw』
通学中の電車に揺られながら、寝坊した理由であろう幼馴染の夢の話を聞く
廻は本当にサッカーが好きで、夢の中でさえサッカーをしている。口を開けばサッカーの話を楽しそうにするため、聞いているこっちでさえそんな彼を見てると楽しい
私達は小さい頃から高校まで、ずっと同じ学校で育っている。登下校だっていつも一緒なのだ。高校までの道のりはそう遠いわけではないが、この"歩き→電車→歩き"を廻とこの二年間1日だって欠かさず共にしてきた
『ってかさ、なんか今日の電車、いつもより人多いね。』
蜂「んー?言われてみれば確かにそうかも!」
乗ったときはあまり気にしていなかったが、今日は乗車率が高いらしい
いつもは座れる座席がぽつぽつとあるのだが、今日はまったくなく立っているしかない。立っている人も多いくらいだ
『もうちょっとつめたほうがいいかな』
周りを気にし、ドア付近ではあるが少し寄る
蜂「Aは小さいから別に詰めても詰めなくてもそんなかわらないっしょ♪」
『ちょ、なにそれもしかしてバカにしてる!?!?』
蜂「さぁ?どうだろうね♪」
『廻のくせに調子のってるー!!』
と、ふいに車両が大きく揺れつかむところのなかった自分の体が大きくよろけた
『っ!?』
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あれん(プロフ) - あ〜ちゃんさん» ご指摘、ありがとうございました。訂正させていただきました🙏 (7月8日 18時) (レス) id: dbc60e9e1a (このIDを非表示/違反報告)
あ〜ちゃん(プロフ) - 絵心さんの自己紹介の所のことなんですけど、絵心甚八の八が抜けてますよ〜 (7月8日 15時) (レス) @page19 id: 10cf3f469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あれん | 作成日時:2023年5月25日 0時