食堂 ページ22
翌朝⸺
今日から本格的にここでのサポートも始まると思うと、自然と気が引き締まる
用意してくれてあった黒いタンクトップに赤いハーフパンツ
そして赤いジャージを羽織り身支度をする
みんなは青い服装のため、サポートするこちらは赤、といったところだろうか?
私なりに結構気に入っている
「よし!」
わたしの今の持ち物は、スマホも選手同様回収されてしまっているため、この大切な髪留めだけであるが、正直これがあれば十分である
大事に今日もポケットにしまうと、食堂に向かった
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食堂に行くと、チームZのほとんどが起きていて食事をしようとしていた
潔「あ、Aおはよう!それ、ここでの服装?」
ご飯、味噌汁、そしてなぜか納豆だけをお盆にのせた潔君がこちらに気づき、挨拶をしてくれる
『おはようございます、潔くん。はい、これ用意していただいたものみたいです。』
潔「そっか!昨日は制服だったけど、ジャージでも似合うな!Aは!なんつーか、しっくりくるって感じ!っていうかさ、A、敬語やめない?俺らどうせ同い年が多いし、スポーツやってる最中とかもそんなの気にしないやつが多いと思う」
絶対そのほうがいい!と、言う
『そう、、かな?じゃあ、そうしようかな!』
潔「おう!そのほうが距離が近く感じるしな!」
と、和んでいると
潔の影からひょこっとでてきた成早くん
成早「おお〜??潔、なんだ抜け駆けかー???」
一人だけ距離縮めようとしてるぞみんなー!と、食堂のみんなに叫ぶと
数名がざわざわうるさくしだしたその中で
潔「は!?ちげーよ!距離近くっていうのは、部員とマネージャーみたいな感じで気楽な関係にしようとしてただけで⸺って聞けよっ!」
と、潔くんが弁解しようとしている
その様子を見て思わず
『ふふっ…あははっ!なにこれなんか面白い〜』
平和なこの状況につい笑ってしまった
ハッと、しまったと思い皆をみると呆然としてこちらを見ていた
『えっ、、と。ごめんなさい、つい』
久遠「い、いや、気にすることはないよ。皆たぶんそう思ってるはずだから」
『ほ、ほんと?よかった』
國「それよりAも早く食べろよ。早くしないと食べる時間なくなるぞ」
『えっ、あ、うん!そうだね』
そう言い、自分のご飯を用意しに行く
そこにいた者は私の見せたその笑顔に心惹かれてたとも知らず
そんな私の朝食は、サンドイッチだった
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あれん(プロフ) - あ〜ちゃんさん» ご指摘、ありがとうございました。訂正させていただきました🙏 (7月8日 18時) (レス) id: dbc60e9e1a (このIDを非表示/違反報告)
あ〜ちゃん(プロフ) - 絵心さんの自己紹介の所のことなんですけど、絵心甚八の八が抜けてますよ〜 (7月8日 15時) (レス) @page19 id: 10cf3f469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あれん | 作成日時:2023年5月25日 0時