キバナコスモスの約束【蜂楽廻】

再会 ページ20

一通り部屋も探索したことだし、ちょっと施設内うろうろしてみようかな、と
部屋の外に出て廊下を歩き始める




すると、





ﾄﾞﾝｯ




急に通りすがった部屋から、白髪の男の子が出てきてぶつかったその衝撃でわたしは床に倒れこんだ
部屋を見ると"Z"とかいてあるようだ


『いったた、、、ごめんなさ⸺』


謝ろうとその子を見上げると、すごい形相でこちらを見ていた。

『ぇ⸺』

そんなにぶつかったことが気に食わなかったのだろうか
お世辞も言えないほどひどい顔である


その子は何も言わずその場を去っていった


その直後それと入れ替わるように




？「あーーーーーー！！！！制服女子！！！」

と、丸坊主の子が、怪我をしてるのだろうか足を引きずりながら、こちらに近づいてきて私を指差した


？「なんでこんなとこに女子がいるんだよ」

と、オレンジ髪の筋肉さん


？「あ、君、今日みたよ。あの会場にいたでしょ。周りがみんな女の子がいるって噂しててさ」

と、切れ長の目の人


『あ、あのっ、、えっと⸺』


知らない人が急に集まってきて、しどろもどろしていると


「やや？A？大丈夫？」


と、唯一聞き覚えのある声、見覚えのある人物がかけよってきて、目尻がジワリと熱くなりなにかがこみあげてくるのがわかった


『廻ぅー！！！』


蜂「はいはいよしよし。いい年して泣かない♪」


「「「ええーーーーーー！！！！」」」



そんな様子の私達を見て、周りがいろんな反応をしているのは言うまでもない

否定→←勘違い

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