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こんのすけは俺が適任だと言ったが、それは間違いだ。
彼奴は俺が主の恋刀だから選んだのだろうが、
恋刀だからこそ、まだ主の死を受け入れられてはいなかった。
主の部屋の障子を開けると、まるで今し方まで彼女が居たかのように生活感が漂っていた。
出したままの布団にそっと触れるが、彼女の熱など残っている筈もなく
ひんやりと冬の冷気に浸かっていた。
その冷たさが、嫌でも彼女の死を俺に教えてくる。
は っと深く吸った息が白くなって口から出た。
外は雪が積もり、男士達が作ったかまくらや雪だるまが雪見障子の窓から見える。
ふと机の上に何枚もの葉書がある事に気付いた。
きっと正月に向けての年賀状だろう。
この本丸自体が喪中となったわけだが、さてこの年賀状はどうしようかと一枚手に取った。
可愛らしい十二支の絵が描かれた面には彼女の書いた字が書かれていた。
特に何も考えず裏返してみると、左端に名前が書いてあった。
まさかと思い他の葉書も確認すると、全てに同じ名前が記されていた。
「………っはは、
そうか、×××、×××というのか…」
何度も何度も口にして、葉書に書かれた名前を指でなぞった。
×××
×××、×××、
「呼んでやれなくて、すまなかった 」
かすれた声が口から出た。
もうこの声は届かないと分かっていてもなお彼女の名前が愛おしくて、何度も口でなぞるようにして呟いた。
こんなにも愛しい名前なんて、いくら探したって他にないだろう。
主、
あるじ、
×××、
俺を、置いて行かないでくれ
〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は『鶯丸』と、リクエスト頂きました！
ありがとうございます
リクエストは基本的に受け付けています
が、未だ未熟な文字書きなためお話が思いつかなかったら申し訳ないですが他の話を優先して書きます
お話が思いついたら勿論書きます
なのでリクエストは一応募集していますが、あまり期待はしないでくださいね
元々ここは私の狂言や妄想を書き溜める場所でしかないのでね！！
今回は刀さに度高くて審神者ドキドキしながら書きました❤
高評価やしおり、お気に入りの作者の登録などで筆者はパワーアップします
コメントが来ると雄叫び上げながら喜び、作者は進化します
評価、しおり、コメントなどなど欲しいです
いっぱいほちぃよぅ
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さら - ありがとうございます！！全然待ってます！！試験頑張って下さいね！！ 寒いのでお体には気を付けて下さい！！ (2019年11月6日 21時) (
レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽美亜(プロフ) - さらさん» コメント、リクエストありがとうございます^_^小説を書く活力になるので嬉しいです！今は試験勉強で忙しいので、落ち着いたら書いていこうと思います。元々私は不定期更新なので、気長に待っていてくださいね！ (2019年11月6日 16時) (レス) id: d2d53eedb3 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！刀剣乱舞の作品どれも大好きです！！このお話が終わったら、鶯丸さんと、へし切長谷部さんのお話書いてほしいです！！ (2019年11月5日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤羽美亜 | 作成日時：2019年9月24日 20時
