5話 ページ5
朝の準備を一通り済ませて、またリビングへ向かうと、テーブルには2人分の朝食が置いてあった。
ベーコンエッグとサラダ、それにコーンスープだ。
それにしても、こんなに広い家なのに、2人分の朝食しかない所を見ると、この家には私と鶴丸さんしか居ないのだろうか。
朝食を食べ終わると、彼は用事があるが午後には戻ると言って出て行ってしまった。
扉や窓を開けて脱出を試みたが、それらはビクともしなかった。
私は何をすれば良いのか分からなかったが、家の中を探索するのは今しかないと思い家中を歩いた。
この家は3階建てで、部屋は６つあった。
(キッチン、ダイニング含む)リビング、倉庫、ボイラー室、私の部屋、鶴丸さんの部屋、(脱衣所、風呂場含む)洗面所。
お手洗いは1階と2階に１つずつ。
3階は屋上の様になっていたが、鍵がかかっていて入れなかった。
私の部屋の隣に鶴丸さんの部屋がある。
鶴丸さんの部屋には鍵はかかっておらず、すんなり入ることが出来た。
男性の部屋に入るのは初めてだったが、男性の部屋っぽい部屋だった。
本当に、いたって普通の部屋だった。
私を拘束出来そうな物も、変な薬っぽい物も、変な本も、何もなかった。
その他の部屋もそうだった。
調べ終わった頃には日が傾きかけてきていた。
お腹が空いてきた、そう思った頃に鶴丸さんは帰ってきた。
「今帰ったぞー
昼飯、何が食べたい？」
「………………オムライス」
「よし
驚くぐらいうまいオムライスを見る作ってやろう！
すぐに出来るから、そこに買ってきた小説でも読んで待っててくれ」
彼の買ってきた小説はとっても私好みのものばかりだった。
とは言っても今読んでいる1冊以外は題名とあらすじを見ただけだが、私の読書欲をくすぐってくる。
そして鶴丸さんの言う通り、彼のオムライスは驚く程美味しかった。
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赤羽美海(プロフ) - 鈴らんさん» 2人に辛い思いをさせた後ハッピーエンドというのが(私が)大好きで、その場面を書く時1番時間をかけ言葉選びをしているのが2人の心境を書く時なんです。なので分かりやすかったとか泣いたとか報告を聞くと、もう本当に嬉しくて…！ありがとうございます！頑張ります！ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 49475d5f9c (このIDを非表示/違反報告)
鈴らん - 最後まで見させていただきました！すごく良かったです！最後あたりは泣いちゃいました！2人の心境が深く分かり読みやすかったです！これからも頑張ってください！ (2018年11月11日 15時) (レス) id: caf1c1055f (このIDを非表示/違反報告)
赤羽美海(プロフ) - 蒼い薔薇さん» コメントありがとうございます！少しでも多くの人の心を揺さぶれるように、をMyスローガンとして頑張って書いているので、蒼い薔薇さんの涙腺をウルっとさせる事が出来たという事が分かり本当に嬉しく思っています！これからも頑張っていくので宜しくお願いします！ (2018年10月11日 21時) (レス) id: 49475d5f9c (このIDを非表示/違反報告)
蒼い薔薇(プロフ) - 完結おめでとうございます！初めて小説を読んで涙腺がウルっと来ました。（涙）これからも頑張ってください！ (2018年10月10日 6時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽美海(プロフ) - 黒風 黎さん» あぁあ！ありがとうございます！初めてのコメントなので嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！コメントすっごく嬉しいです！！！ (2018年7月21日 21時) (レス) id: 49475d5f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤羽美亜 | 作成日時：2018年7月20日 16時
