相思相愛【赤羽業】 (ページ14)

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＊情けない＊ページ14

夢主side

とかなんとか考えてるうちに、気付けば業は渚たちの近くに居た

夢「……」

おい待てあいつ、なんか瓶持ってね…？

ｶﾞｼｬｯ

業が瓶で壁を叩く

瓶は割れ、粉々になった

業「えー、死んでも嫌なんだ…？じゃ、今死ぬ？」

夢(おっかねぇぇぇ！(焦))

と思いつつ、私も渚たちに近づく

夢「……カルマ」

業「んー？どしたの？A」

夢「やりすぎよ…(汗)」

モブＣ「！！…Aさん！」

モブＤ「ぁ…！Aさんなら！なんとかしてくれるぞ！」

モブＡ「そりゃそうだろ！あのAさんだぞ！」

モブＢ「どうせＥ組に落ちたのも…

　 ──赤羽のせいだろ？」

夢「……」

モブＣ「そーだよな！成績優秀で運動神経抜群だし！」

モブＤ「暴力沙汰とかなんとか言われてるけど、どうせ赤羽に巻き込まれただけだろ？」

モブＡ「AさんにＥ組はふさわしくないよな！Ａ組が１番合ってる！」

この人たちは、何を言っているんだろう？

この人たちは、私の何を知っているんだろう？

あぁ、胸くそ悪い

夢「は？てめぇらふざけんなよ…？」

モブ達「「「！？」」」

夢「知ったような口利いてんじゃねぇ」

モブたちの顔が、みるみる真っ青になっていく

夢「業は何にも悪いことしてな…ﾝｸﾞｯ「黙ってな、A(ﾎﾞｿｯ」

業「そーだよ、あんた等の言う通り、Aは俺のせいでＥ組落ち」

……え？

業、何言ってるの？

嫌だ、庇ったりしないで

業のせいじゃない

違うのに…

そうやって否定したいのに、業に口を抑えられていて声が出せない

業「あんたらもＥ組落ちにされたくなかったら…とっとと俺らの前から消えたほうが良いよ？(笑)」

モブＣ「うわぁ！」

モブＤ「早く行こうぜ！…ｶﾞﾀｶﾞﾀ」

モブたちは情けなく走り去って行った

夢「……」

業「A？ダイジョブ～？」

夢「…ぁ……なん…」

業「A？」

夢「なんで…？」

業「！！」

夢「業は何も悪くなくて、暴力沙汰起こしたのは、誰でもない私なのに…なんで？どうして庇ったの？」

業「……」

夢「また、業が勘違いされちゃう…ﾎﾞﾛｯ」

業「…っ！？」

夢「うぅ…ｸﾞｽｯ」

止めどなく涙が溢れてくる

あぁ、情けない

私はまた業を困らせてる