雨が降るまで【青葉城西】 (ページ3)

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がページ3

『ふぁ～眠』

及川｢眠いのは俺もだって｣

『一日中動くと眠くなるよね』

及川｢俺の方が絶対言えてる｣

『部活なんて考えただけで熱出そう』

及川｢楽しいよ～見ててわかるでしょ？バレー部は良い奴ばっかだし｣

『それは同感、でもみてるだけでいいよ』

及川｢Aって運動音痴だもんね！｣

『そんなに殴られたいの？』

及川｢ホントの事言っただけじゃんか～｣

『それは自分でも自覚してますーでも及川に言われると腹立つんだよ』

及川｢理不尽！｣

『ここでいいよ』

及川｢だめ｣

『もうそこじゃん』

及川｢前まで送ってく｣

『及川の家通り過ぎちゃうよ？』

及川｢いいの｣

『えー』

及川｢えーじゃないの｣

『、、、ありがとね』

及川｢よろしい｣

『なんかムカつくんだよなぁ』

及川｢なんでよ！｣

その後は弟を迎えに行って及川に送って貰った
弟は及川によく懐いてる

良かった
弟は父のこともあってか、私以外の人にはあまり近づかない
だから人混みが苦手

でも及川家には良くしてもらってるおかげか、最近よく公園に行くようになったらしい

及川のお母さんが連れていってくれるらしいのだけれど
たまに及川の甥っ子くんが遊んでくれるらしい
ありがたい

ほんとに良くしてもらってる

いいのかな

私がこんなに幸せで

『ただいまー』

家の中はシーンとしている

『小晴～お風呂入ったの？』

小晴とは弟の名前だ

小晴｢うん！おいかーくんのおうちで入れてもらった！｣

『そーかそーか！ならもう寝ようね！』

小晴｢うん！おやすみなさい！｣

『おやすみなさい』

お父さんは仕事かな
まだ帰ってこない
帰ってくるのは深夜だから

殴られるのは休みの日だけ
でも私はやっぱりお父さんの事が大好き

でも

顔だけはやめて欲しいな

『小晴！起きなさい！』

小晴｢んー、、、今日はおいかーくんのとこ行く？｣

『及川がいいって言うならね』

小晴｢おいかーくんと遊びたい｣

『及川は学校とか部活があって無理だよ』

小晴｢むー｣

『またお願いしとくね』

小晴｢ほんと！やったぁーー！｣

『あっ、小晴！及川が家おいでって言ってくれてるよ！』

小晴｢行く！｣

『じゃあ準備してね！』

小晴｢うん！｣

こんな感じで毎朝連絡をくれる
毎日毎日迎えに来てくれたりもする
岩ちゃんも家が近いから一緒に登校してくれる

及川のところだから安心して預けられる

私の周りには良い人しかいないなぁ