MANKAI寮の天使2 (ページ10)

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ポエティックティータイム2 ページ10

誉「どうかね？」

感想を求められるけど、正直に

「私、芸術には疎くて……でも独創的で素敵な詩だと思います」

と答えれば、誉さんはその感想に満足してくれたようで、

誉「そうだろうそうだろう。ではもっと聞かせてあげよう」

とどんどん不思議な詩が溢れて止まらなくなった。

誉「どうかね？」
「面白いと思います」

誉「どうだったかね」
「素敵でした」

素直に感想を述べ続ければ、今度は

誉「Aくんがそんなにワタシの詩を気に入ったのなら、詩集を持ってきてあげよう。特別に本人の朗読付きだ」

と言ってわざわざ部屋から詩集を持ってきてくれた。そしてテーブルに山積みになった詩集を、誉さんが一つ一つ丁寧に読み上げてくれる。

誉「ジュネーブのビオトープに…」

誉「スキャンダラスなサングラス…！」

誉「言葉のモンタージュ…」

「モンタージュ…デカンタージュ…」
丞「……おい、大丈夫か？」
「あ、丞さん…ボンジュール…」
丞「……有栖川のせいだな」
密「Aがおかしくなってる……」
真澄「許さない」
綴「A、有栖川さんの詩はスルーが一番だぞ」