MANKAI寮の天使2 (ページ7)

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サンカク探し2 ページ7

三角「ん～、こっちかなぁ」

三角さんは辺りを見回しながら、サンカクを探す。私も探しているけど、今のところ見当たらない。すると、

三角「もしかして、上の方かも！」

三角さんはそう言ったかと思うと、近くにあった塀に軽々と飛び乗った。

「え！三角さん、危ないですよ？」
三角「大丈夫！Aもおいで？」

三角さんが手を貸してくれて、恐る恐る私も塀の上に登ってみるけど、三角さんみたいに立ったり走ったりは出来そうにない。

三角「A、こわい？」
「はい…」

しゃがんだまま正直にそう答えると、三角さんは少しの間眉を下げて悩んだ後、「わかった！」と顔を輝かせた。

三角「A、オレの肩持って！」

言われた通りに後ろから三角さんの肩に手を置くと次の瞬間、体が浮いた。

「え！」

塀の上で、まさかのおんぶをされている。
私が危ないとか恥ずかしいとか慌てる前に、

三角「じゃあ、しゅっぱーつ！」

と三角さんは私をおんぶしたまま楽々と歩き出してしまった。