検索窓
今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:111,240 hit

サンカク探し1 ページ6

ある休日の朝。廊下でばったり三角さんと鉢合わせた。

三角「A、おはよ〜」
「おはようございます。どこか行くんですか?」
三角「サンカク探しにいくんだ〜!Aも一緒にいく?」

そういえば、いつもどんな風にサンカクを探しているんだろう。ふと気になって、今日は特に予定もないし、と私は頷いた。

「一緒に行っていいですか?」
三角「うん!じゃあいこ〜!」

嬉しそうに笑う三角さんに手を引かれて、私は初めてのサンカク探しに出発した。

三角「いつも最初に見つけるサンカクはね、寮の屋根なんだ〜」

振り返る三角さんの視線を追う。

「ほんとだ、そういえばサンカクだったんですね」
三角「うん!他にもいっぱいあるよ」

三角さんと一緒に歩くと、いつもの道に案外たくさんのサンカクが隠れていることを知った。
しばらく歩いていると、三角さんが「あ!」と何かを見つけて駆け寄っていった。何だろうと私も後についていくと、どうやら猫の集会に出くわしたようで。

三角「新しいサンカク、どこかにあった〜?」

三角さんが猫に向かってそう問いかけると、何匹かが返事をするように鳴いた。

「三角さん、猫とお話できるんですか?」
三角「うん!あっちでサンカク見たって!」
「すごいですね……」
三角「Aにこんにちはって言ってるよ」

三角さんが通訳をしてくれて、

「ふふ、こんにちは」

と私も声をかければ、ニャー、と可愛らしい答えが返ってくる。本当に会話をしているみたいだ。

三角「猫さん、教えてくれてありがと〜!」

お礼を言って、猫が教えてくれたサンカクがある方向へと歩き出した。

サンカク探し2→←天使の悩み事2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
215人がお気に入り
設定タグ:A3! , エースリー , 愛され   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:iha | 作成日時:2020年1月22日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。