MANKAI寮の天使2 (ページ1)

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一喜一憂メッセージ (一成) ページ1

一成「……Aちゃんから返信がこない…」

おかしい。いつもならどんなにしょうもないメッセージ送っても丁寧に返事してくれるのに！

幸「Aも暇じゃないんでしょ」
一成「でも既読ついてるんだよ～！」
幸「じゃあウザくなったんじゃない？」
一成「ゆっきー辛辣！」

もしそうならめっちゃショックなんだけど……

幸「ていうか同じ寮に住んでんだから直接話せば？」
一成「いやいや、LIMEと会話は別でしょ！LIMEなら二人だけの話も出来るし！」
幸「ふーん」
一成「ゆっきー全然興味ないじゃん！」

とそこで、ピコン、とスマホが鳴った。

一成「あ！Aちゃんからだ」

画面には、Aちゃんからの
『ごめんなさい！メッセージ見た時に用事が出来て、すぐに返信できませんでした＞＜』
という謝罪が表示されていた。

一成「なーんだ！全然気にしてないよん…っと」
幸「めちゃくちゃ気にしてたじゃん」

そこで続いてピコン、とAちゃんから送られてきたメッセージに、思わず驚きの声をあげた。

一成「え？！」
幸「なに？」

オレの反応にゆっきーが画面を覗いて、「……は？」と眉を顰めた。画面に表示されているのは、Aちゃんからの『好きです！』の文字。えー！ちょっと待って！
って一人で慌てていたら、すぐに
『臣さんに送るはずが間違えました！ごめんなさい』
と訂正の文が送られてきて。

一成「え？おみみとAちゃんってそういうカンケーなの？！」
幸「本人に聞けば」

ゆっきーにそう言われて、『おみみとどんな話してたの？』とオレにしては珍しく少し緊張しながら聞いてみると。

『今日の夕飯の話です！オムレツは好きかって聞かれたので』

一成「あー良かった～！」
幸「ま、そんなとこだろうと思ったけど」

なんかオレ、Aちゃんからのメッセージに一喜一憂しすぎじゃない？普段は自分がドキッとさせる側のはずなんだけどな～……
Aちゃん相手だと調子狂っちゃうのは、やっぱり特別だから…なのかな。