類は友をなんとやら。 (ページ3)

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樹と慎太郎といるのはもうなんか考えたこともなかったけど当たり前に近い

特段予定がなくてもよく飲みに行くし、
家にも泊めてもらうし泊めてる。

なのに今週はもう木曜日にもなるのにあの2人は大学にも来ないし予定があると言って会ってない

　

いつもの喫煙所で一服した後歩くのがめんどくさくなって食堂の席に座った

大学の食堂でぼーっと1人で座ってたら前に誰かが座る

「君、Aちゃんでしょ」

「？、そうですけど」

前に座った男は会った覚えもなければ話したこともない

「暇そうだよね、ご飯とか行かない？」

急に何こいつって思ったけどどうせ今日も樹と慎太郎は来ないだろうなっておもって

「いいですよ、おいしいの食べたい」

わたしがそう言って他所行きの笑顔を浮かべると話しかけてきた男は嬉しそうに

「ご馳走するよ」

と言って立ち上がって自身に着いてくるように促した。

わたしはその一歩後ろを適当に着いていく

話しかけてくることに適当に受け答えを返すけど内容はない。

わたしと会話を弾ませたいのか一生懸命話しかけてくる男を見ながらご飯代浮いたラッキーなんて考えてる。

2人のこと言えないや、わたしもクズだ。