可愛い ページ9
昼休み、いつも通り屋上で食べ終えると質問が始まった
赤「恋愛経験は？」
木「彼氏チャラそう」
「ねーよ」
全「え」
三人は顔を見合せ、驚きの声を漏らす
「彼氏どころか初恋もまだだっつの」
兎「マジかよ！？」
木「いるよね、そーゆー奴」
赤「恋愛感情がどんなものかは？」
「知らねー」
恋したことないのに恋愛感情わかるとかすごくね？w
赤「じゃあ…試す？」
「何を？」
木「萌えシチュ」
萌えシチュ…萌えるシチュエーション…だよな？
「試して何になるんだよ」
兎「ドキッとかキュンッとかを知るんだぜ！」
…マジか。漫画の世界だけじゃねーのかよ。
「ドンとこい！！」
私がそう言えば、3人はこそこそと話し出す
赤「じゃあ…」
話が終わったのか赤葦が迫って来る
「あの、後ろ壁なんだけど」
赤「うん、知ってる」
どんどん迫ってくる赤葦
どうすればいいのかわからず俯く
赤「顔上げて」
言われた通り顔を上げるとそこには赤葦の顔が
「！？」
近すぎて慌てて目を逸らすが、トモちゃんに恥ずかしくても目を合わせると教えてもらったので、また目を合わせる
数秒間目を合わせるが、徐々に恥ずかしさが増し、顔が熱を持ち始める
赤「…顔赤いよ？(普通に可愛いんだけど)」
そう言われ、逃げたくなるが体が縛られたように動けない
「あ、赤くねーよ！！」
赤「真っ赤だよ(ピュアだな…)」
クスッと笑いながら言う赤葦
恥ずかしさが限界に達し、視界が歪む
涙が溢れる前に赤葦の袖を軽く引っ張る
赤「……ごめん、やり過ぎた。」
謝るとすぐ離れる赤葦
木「え、何。俺ら見えなかったんだけど」
兎「あかーし何したんだ！？」
赤「その…手も繋いだこと無さそうなので……先戻ってくれませんか？」
3人が話している間に袖で目元を押さえる
赤葦の背後に私がいるため二人にはバレていないようだ。
木「なるほどねぇ、赤葦が…そーかそーか。木兎、教室戻んぞ」
兎「おう、じゃーな！」
二人が出ていくと赤葦がこちらを向く
赤「さっきはごめん。」
頭を下げて謝ってくる赤葦
「頭上げて。その…私が色々教えろって言ったわけだし……」
赤「うん。けどいきなりあれはキツかったよな。春日が可愛いもんだからつい…」
…は？こいつ今可愛いっつった！？
「あ、頭おかしいんじゃねーのかっ！？」
赤「至って正常だけど」
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夢野(プロフ) - アオさん» ありがとうございます。夢主ちゃんはこれからもっと可愛くなっていくはず…ですw (2018年4月24日 6時) (
レス) id: 7f06a1c329 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - はじめまして。この作品めっちゃ面白いです。夢主ちゃん可愛い！「一年生の松川ちゃん」も少しずつ読んでます。更新頑張ってください。 (2018年4月24日 0時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢野 | 作成日時：2018年4月15日 19時
